中華電信プリペイドSIMの余ったデータ容量の有効期限を延長する方法

台湾へ行くときはだいたい現地の通信会社のプリペイドSIMを使って「計日型」「計量型」といったデータ通信プランをそのときどきで使い分けています。年に何度も台湾へ出かけるリピーターの人は同じような方法を取っているのではないでしょうか。さて「計量型」を使うときはいつもきっちり使い切るか、ごく少量だけ残る程度なのですが、前回中華電信のプリペイドSIMを使ったとき、うまい具合に使い切れず大量にデータ容量を残して帰国してしまいました。そのまま放置すると有効期限を過ぎて消えてしまう。ちょっともったいないのでなんとかできないだろうか? というときに有効期限を延ばして残ったデータ容量を延命する方法があるので解説したいと思います。

中華電信プリペイドSIMのデータ通信プランについて

中華電信プリペイドSIMのデータ通信プランは大きく分けて「日計型」と「計量型」の2種類があります。これは呼び方の違いはあるかもしれませんが基本的にどの通信会社の場合でも同様です。それぞれの特徴は以下の通りです。

データ通信プランのタイプ

日計型
3日間使い放題、5日間使い放題といった日数制限のあるタイプ。データ容量は無制限なので期間内であればどれだけデータを使用してもOK。ただしテザリングは基本的にできない。

計量型
1GB、1.5GB、3.2GBといったデータ容量の制限があるタイプ。有効期間は60日、120日と長いがデータ容量を使い切った時点で使用終了となる。またテザリングは基本的にOK。

今回は「計量型」のデータ容量が台湾滞在中に使い切れずに余ってしまった、というケースの話です。

余ったデータ容量は有効期限を過ぎると消滅する

まずは余ってしまったデータ容量の詳細を見てみましょう。アプリを使うと簡単にチェックできます。アプリについて詳しくは下記記事を参照してください。

アイコンをタップしてアプリを起動します。

門號資訊」をタップします。

計量型方案」に表示されているのが購入した計量型データ通信プランの内容です。これによると残データ容量とその有効期限は以下の通り。
残データ容量:1013.54MB
有効期限:2019.08.11 01:13:43

まだデータが1GBほど残っていることになりますね。だいたいいつも残りが100MBほどになるようにうまく使っているのですが今回はちょっと計算が狂って大量に残してしまいました。このときが8月2日なので、あと9日ほどでこのデータ容量は消えてしまいます。

さすがに1GBが消えてしまうのはもったいない、ということでなんとか有効期限を延長できないかと試してみました。

※一番上の「門號效期」はプリペイドSIM自体の有効期限であり「計量型」のデータ通信プランの有効期限とは別です。

計量型のデータ通信プランを追加購入

どういう方法で残データ容量の有効期限を延長するのかというと、新たに「計量型」のデータ通信プランを購入します。

メインメニューの「儲值」をタップします。

預付卡e儲值」をタップします。

購入するデータ通信プランを選択します。ここでは有効期限を延長するのが目的なので、一番安い「100MB+50元」(有効期限60日)を選択しました。
※「100MB+50元」:データ容量100MB+音声通話50元

各種必要事項を入力して「下一步」をタップします。

入力項目

儲值門號
預付卡門號:SIMの電話番号を入力。
チェックボックス:同意のチェックを入れる。
證號:パスポート番号を入力。

支払方式
支払方法
「信用卡」をチェック。

發票處理法式
処理方法
「捐贈(喜憨兒基金會)」(寄付する)を選択。
チェックボックス:
同意のチェックを入れる。

驗證碼
驗證碼:入力エリアの上図の文字を入力。

内容に間違いなければ「下一步」をタップします。

付款」をタップします。

クレジットカード情報を入力して「確認」をタップします。

これで購入完了です。「完成」をタップします。

データ容量が合算されて有効期限も延長される

以下データ通信プラン購入前と購入後の変化です。残データ容量は新たに購入した100MBが合算されています(単位が変わってますが)。
※合算後は1.13GBになるはずでちょっと足りないように思いますが合算されてるのは間違いないようです。

そして有効期限ですが、合算されたデータ容量の有効期限が2019年10月1日となっています。つまり購入前の残データ容量の有効期限が延長されたことになります。
※8月2日に購入したので60日後の10月1日が有効期限。

データ通信プランの詳細 購入前 購入後
残データ容量 1013.54MB 1.08GB
有効期限 2019.08.11 01:13:43 2019.10.01 19:33:51

念の為、もともとの有効期限であった8月11日を過ぎた後に確認してみました。残データ容量、有効期限ともに内容は変わっていないので問題なしです。
※下は2019年8月13日に確認。

まとめ

データ容量が余らないように使うのが一番よいのですが、万が一大量に余ったとしてもこの方法を使えばしばらく台湾へ行く予定がなくても余ったデータ容量を無駄にすることがなくなりますね。

特に中華電信は計量型のデータ通信プランが100MBという少量から購入できるのが嬉しい。数回購入(延長)を繰り返しても少額で済むので便利ですね。

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