台北駅西側に隣接していたバスターミナル「台北西站A棟」の閉鎖に伴い、昨年10月30日にこの場所を発着とする路線のバス乗降車場が大きく変更されました。中でも我々旅行者が最もよく利用するであろう桃園空港にアクセスする國光客運の1819線も含まれていて、台北駅の東三門にバス乗降車場が移動となったことはこのブログでもお伝えしてきました。
ところが実はこの台北駅東三門バス乗り場は國光客運の臨時措置であり、新しく建設されるバスターミナルに移動されるというニュースを先日紹介。
そしてそのバスターミナルが完成し、1819線(桃園空港-台北駅)のバス乗り場が現在の東三門から新しいバスターミナルに移動となったようです。
※アイキャッチ画像及びページトップ画像は國光客運HPより引用
春節「前」が「後」に? なんだか混乱・・・
國光客運のHPでは「國光客運台北車站及將於農曆春節前啟用,敬請期待!」と書かれているわりには、新しいバスターミナルに掲げられた巨大な横断幕はいつの間にか春節後(下の映像参照)になってたりとなんだか混乱させられましたが、ともかく1819線(桃園空港-台北駅)については新しいバスターミナルが運用されているようですね。
新しいバスターミナル「國光客運台北車站」
下の図によると國光客運の新しいバスターミナル「國光客運台北車站」はMRT台北駅のM2出入口の上部に位置するようです。行き方についてはM1出入口から地下通路を通ってバスターミナルへアクセスすることができ、大きな荷物を持って居る人はM2出入口のエレベータを使用することができると記載されています。
※画像は國光客運HPより引用
相変わらず國光客運の地図は南北逆さまなので(笑)・・・ 北を上にした地図だと以下です。
「國光客運台北車站」は敷地面積約200坪で待合室やチケット販売所も設けられているようです。到着後すぐにMRTを利用する人にとってはちょっと遠くなるでしょうか。しかしこれまでの東三門の状態を考えると新しいバスターミナルの方が断然いいですよね。東三門では充分な待合室もなく、行列になると雨が降った場合濡れてしまうような状況でした。これでやっと以前のバスターミナル「台北西站A棟」のような状態に戻るのではないでしょうか。
東三門のその他の路線も順次移動か?
國光客運の発表を見ると桃園空港-台北駅(1819線)の路線のみ移動するようですが、先日のニュースでは東三門の使用期限が4月30日までとなっていることから、いずれ残りの路線も移動となるのではないかと思います。まだはっきりとは分かりませんが國光客運の今後の発表に注目したいと思います。
まとめ
さて、國光客運の1819線(桃園空港-台北駅)がまたまた移動となりましたが、今後桃園メトロの空港線が正式運行を迎えるとバス利用者はどうなるのでしょう? 間違いなく一定数は減るでしょうね。しかしやっぱり安さを求める人もいるでしょうし、桃園メトロの台北駅の位置がちょっと遠いというのも気になるところで、ある程度バスの利用を続ける人もいるのではないかと思います。上手い具合に利用客が分散してくれれば混み合わなくてありがたいですね。
追記
2017年3月6日追記
國光客運の新しいバスターミナル「台北ターミナル」が3月2日にようやく正式オープン。1819線(桃園空港-台北駅)についてはこれまで暫定で使用されていた東三門から「台北ターミナル」に移動となったようです。東三門の他の路線についてはもうしばらくこのままとのこと。
参考:國光客運新站啟用 誓言要跟機捷拚了(台灣蘋果日報)