楽天モバイルは67の国と地域(2022年11月8日現在)で国際ローミング(データ通信)のサービスを提供しているので料金プランを契約してる人なら海外でもネット接続することが可能です。
楽天モバイルを海外で利用する場合、別途申し込みなどの必要はなく普段国内で使っている(楽天モバイルの料金プランを契約している)スマートフォンをそのままもっていけばよいので非常に簡単。
今回は実際に台湾で楽天モバイルの国際ローミングを使ってみたので、利用方法や使ってみた感想を紹介したいと思います。
参考:楽天モバイル(公式)
※アイキャッチ画像及びページトップ画像は楽天モバイル HPより引用
利用料金について
楽天モバイルを海外で利用する場合、使用したデータ通信量(高速データ通信)が2GBまでは無料で利用することができます。2GBを超えると低速(最大128kbps)でのデータ通信となり、引き続き高速データ通信を利用する場合は1GB/500円でチャージすることが可能です。
「2GBまでは無料」なのですが、使用したデータ通信量は契約しいてる料金プランの月間の使用データ通信量に加算されるのでこの点は注意が必要。
例えば、ある月に国内で2.5GBを使用したとします。同月に海外旅行に出かけて現地で1GBを使った場合、合計の使用データ通信量は3.5GB。楽天モバイルの料金プランは従量課金制であり月間の使用データ通信量が3GBまでは1,078円、3GB~20GBまでは2,178円、20GB以上は3,278円なので、この月の利用料金は2,178円ということになります。
海外で利用した場合、特別に料金が発生するわけではありませんが国内での使用と同様に月間の使用データ通信量に合算されます。要は日ごろ使っている場合と同じということですね。
海外で楽天モバイルを利用する方法
海外で楽天モバイルを利用する場合に必要な設定を解説します。
※ここではAndroid端末(Rakuten Hand)を使用しています。
出発前の設定
アイコンをタップして「my 楽天モバイル」アプリを起動します。
※ログアウトしている場合はログインする。
画面右上のメニュー(三本線)をタップします。
「契約プラン」をタップします。
画面を下にスクロールします。
「海外ローミング(データ通信)」のスイッチをタップ(OFF⇒ON)します。
「変更する」をタップします。
これで設定完了です。
到着後の設定
画面を上にスワイプしてアプリ一覧を表示。アプリ一覧から「設定」をタップします。
「ネットワークとインターネット」をタップします。
「モバイルネットワーク」をタップします。
「ローミング」のスイッチをタップ(OFF⇒ON)します。
「OK」をタップします。
これで設定完了です。しばらくすると台湾の通信事業者の回線に繋がります。
※しばらく経っても回線が繋がらない場合はスマートフォンを再起動してみましょう。
ステータスバーに「Rakuten」と表示され回線が繋がったことが分かります。「設定」の「モバイルネットワーク」を確認すると「Far EasTone」と表示されているので遠傳電信(台湾の通信事業者)の回線に繋がっているようです。
帰国後の設定
帰国後は出発前及び到着後に行った設定を元に戻せばOKです。
「my 楽天モバイル」アプリを起動 >「メニュー(三本線)」>「契約プラン」>「海外ローミング(データ通信)」のスイッチをタップ(ON⇒OFF)します。
「海外ローミング(データ通信)」がOFFになりました。
「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「ローミング」のスイッチをタップ(ON⇒OFF)します。
「ローミング」がOFFになりました。
実際に利用したデータ通信量
海外滞在中に実際に使用したデータ通信量を確認してみます。
パートナー回線(海外)を見ると残データ容量が0.4GBなので海外で1.6GBほど使用したということが分かります。4日間使用したので1日あたりの使用量は400MBといったところでしょうか。
海外で使ったデータ容量も料金プランの月間のデータ使用量に加算されます。出発前既に国内で1.2GBほど使用していたので1.6GBが加算されて2.8GBとなっています。
まとめ
事前の申し込みも必要なく設定もとても簡単なのでかなり便利だったという印象です。2GB以内であれば別途料金も発生しないので、この点も他社の国際ローミングに比べて優れているといえるでしょう。
2GB以内に抑えることを前提にすると節約して使えば4日、5日程度の滞在であればじゅうぶん利用できるのではないかと思います。
楽天モバイルの料金プランは従量課金制であるため、海外での使用量が利用料金の変動に影響はするのですが、もともとの料金が比較的安価なのでその点もまずまずといったところではないでしょうか。
楽天モバイルを利用している方、また楽天モバイルの契約を検討している方はぜひ参考にしていただければと思います。
参考:楽天モバイル(公式)