台中でバイクレンタルなら駅前より市政府近くの亞通機車租賃がおすすめ

台中では現在MRT(台中捷運)の計画が進行中。先ずは新烏日駅(高速鉄道台中駅)と頂舊社駅を結ぶ烏日文心北屯線が2020年に開業予定となっています。台中もMRTが開通すれば市内各所へのアクセスが随分便利になると思いますが当分はバスがメインの交通手段という状況が続きそうです。しかしですね、台中に詳しい人はご存知かもしれませんが実は台中市の中心部では深刻な交通渋滞が大きな問題となっています。自分もこの事情を知らない頃、台中駅付近から新光三越の辺りまでタクシーで移動しようとしたところ、時間帯の影響もあってか1時間近くかかり随分驚いたことがあります。これではヘタをすると貴重な滞在時間を無駄にしてしまうというもの。そんなときにおすすめの交通手段の1つとしてバイクをレンタルするという方法があります。バイクであれば渋滞を苦にすること無く地元の人を同じようにスイスイと移動できるというものです。そこで今回は台中でおすすめのレンタルバイクのお店を紹介したいと思います。

台湾でバイクをレンタルする為に必要なもの

日本の運転免許証

当然日本で免許を取得している必要があり、許可が適用される車の種類は日本とほぼ同じです。またレンタルする条件に日本の免許証の提示を求めるお店もあります。

免許証の中国語翻訳文

よく勘違いされるのですが、国際免許証は台湾では通用しません(※1)。台湾で運転するには日本の免許証の中国語翻訳文を持っている必要があります。

中国語翻訳文を国内で取得する場合は全国のJAF翻訳文発行窓口、台湾で取得する場合は公益財団法人交流協会台北事務所又は高雄事務所が発行を行っています。詳しくは下記を参照してください。

参考:JAF|海外サポート:台湾で自動車を運転される方へ

JAFのHPによると発行にかかる所要日数は即日~2週間程度と記載されているのでなるべく早めに準備することをお薦めします。

※1 国際免許証はジュネーブ条約に加盟している国で有効であり、台湾は未加盟である為。

パスポート

警察官にパスポートの提示を求められる場合があります。またパスポートが無いとレンタルしてくれないお店もあります。

念の為海外旅行保険に

台湾では交通事情が日本とは大きく異なります。自分もバイクを運転するときは、かなり慎重になりスピードも極力抑えるようにしているので、これまで事故に遭ったことは無く特に危険を感じたことはありません。

しかし、自分が注意していても他者の事故に巻き込まれたりする可能性が無いとも言えません。充分注意することでリスクを小さくすることはできますが、万一に備えて海外旅行保険に入っておくことも重要ですね。

例えば入会金・年会費無料のエポスカード海外旅行傷害保険(利用付帯)が付いているので便利です。現地でキャッシングもできるので持っていると一石二鳥で便利なカードです。

台中なら亞通機車租賃がおすすめ

台湾の中規模以上の都市ではだいたい駅前にバイクをレンタルするお店が集中しています。台中でも同様で台中駅前には機車出租と書かれた看板を掲げるレンタルバイクのお店がたくさんあります。

しかしおすすめしたいのは駅前のお店ではなく、ちょっと離れた場所にある亞通機車租賃というお店。文心路と公益路という大通りの交差点付近にあるレンタルバイクのお店です。

亞通機車租賃の場所

下の写真に写っている通りが文心路。将来MRTが開通する予定となっているので高架が設置されていますね。左へ行くと公益路との交差点があり、お店の場所はその交差点から70mほどの文心路沿いにあります。
※詳しい地図は記事下部に記載しています。

お店のあるビル前の歩道(正確にはビルの1階のピロティ部分)を歩いていると看板が全く見えないので、気付かずにうっかり通り過ぎてしまいそうになります。(レンタルバイクのお店なので写真のようにバイクがたくさん停めてあるのですが、そもそもこういった場所にはどこもバイクが停めてあるので気付かないのです)そこで、上の写真を見ると分かりますが隣の楽器店を目印にするとよいと思います。

良心的な対応でおすすめ

数年前まで台中ではあまり外国人にバイクを貸してくれないというウワサを聞いていたのですが、少なくともここ数年そういったことは無いようです。駅前のお店にいろいろ当たってみましたが外国人でも大体レンタルOKでした(NGのお店もあります)。

しかし台北ほどではありませんが料金はやや高め。安くても1日350元ほど(ただし走行距離制限あり)、高いところだと600元を超えるお店もあります。よく「200元起(200元から)」などと書かれている看板を見かけて「おっ」と思ったりするのですが、実は1時間あたりの料金だったりします。

亞通機車租賃は偶然見つけたお店なのですが、おすすめの理由というのはズバリ料金の安さ。このときは5日間レンタルしたのですが、どうも1週間だと割引があるようで、そちらの方が安いということで7日間1,000元でレンタルできました。

実質的には5日間1,000元なので1日あたり200元。200元ですよ! しかもバイクは125CC。この安さは台南並みです。いや台南でもかなり安い方だと思います。台南で1日200元というのは50CCのバイクでしか無かったように思います。

駅前のお店は利用者が多いせいかアルバイトらしき店員が多く、あまり融通のきく対応をしてくれませんが、亞通機車租賃は極力安くしてくれるように非常に良心的な対応をしてくれます。

レンタルの手続きについて

お店に行ったらまずバイクをレンタルしたい旨を伝えます。英語で「I want to rent a moto.」と伝えれば通じると思います。「我想要租機車」と紙に書いて見せてもよいと思います。機車というのがバイクという意味です。

どういうバイクが良いか聞かれるので希望を伝えましょう。50CCのバイクは扱っていないようなので自分はいつも「一番安いのがよい」と伝えていますが、たいてい125CCのバイクを貸してくれます。

身分証のコピーを取る為、パスポート日本の運転免許証免許証の中国語翻訳文を提示します。手続き上、電話番号が必要なので台湾で有効な電話番号(SIMを購入すれば電話番号を入手可能)を持っていない場合は宿泊先の電話番号などを記載しましょう。後は必要な書類にサインと拇印を数か所求められるので指示に従って手続きを済ませます。

ヘルメットとレインコートは無料

ヘルメットは2つまで無料で貸してくれます。また希望があればレインコートも貸してくれます。夏場などは雨が多いのでレインコートがなかなか重要なのです。

バイク操作方法の説明を受ける

後はバイクを受け取るだけです。シートの開け方、給油キャップの開け方、エンジンのかけ方、など基本的な操作方法の説明を受けます。

レンタル直後はまず給油

台湾では一般的にバイクをレンタルした時点でガソリンがあまり入っていないので先ず給油する必要があります。なるべく近くのガソリンスタンドを見つけて給油しましょう。お店の人に一番近いガソリンスタンドの場所を確認しておくとよいと思います。

亞通機車租賃でバイクをレンタルするのであれば下のガソリンスタンドで給油するのがおすすめです。お店を出て、文心路〜大墩十四街〜東興路三段の順に進んで行きます。

また台湾ではガソリンの種類が柴油929598の4種あり、機種によってどの種類を使用するか決まっているのでレンタル時にお店に確認しておきましょう。これまで亞通機車租賃でレンタルしたときはいつも95でした。

ガソリンスタンドでの給油方法について詳しいことは下記記事を参考にしてください。

レンタル終了後

レンタル期限までにお店にバイクを持って行きます。返却する際はガソリンを満タンにする必要はありません。ヘルメットとキー(借りていた場合はレインコートも)を返却して終了です。バイクは店頭に停めておけば後はお店の人が対処してくれるのですが、亞通機車租賃の場合は文心路を南から進んで大墩十二街のところから歩道(正確にはビルの1階部分のピロティ)に入っていって店頭まで行くとよいでしょう。(文心路沿いでお店の正面に行ってしまうと店頭に入れなくてちょっと都合が悪いのです)

店舗情報

住所 台中市南屯區文心路一段414號
営業時間 月~木9:00〜19:00、金9:00〜18:00、土~日10:00〜18:00
休日 HPで発表
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