台湾リピーターの中にはバイクをレンタルして行動している人もいるのではないでしょうか。MRTやYouBikeなど交通手段の発達した台北ならともかく、地方へ行くと公共の交通手段だけではまだまだ不便なところがあります。そんなときにバイクをレンタルすると地元の人と同じようにスイスイと移動しながら観光を楽しめるので便利ですよね。しかしバイク社会の台湾では日本とはちょっと違った習慣や仕組みがあるので、いざそういう状況に遭遇したときに戸惑うこともあります。今回はそういった台湾のバイク事情の1つを紹介したいと思います。
バイクに何か紙が付けられてる・・・ まさか?
以前台中を訪れたとき、いつものようにバイクをレンタルしてあちこち出かけていました。バイクを路上に駐車して周辺のお店などに寄ったりしながら小一時間散策してバイクを停めた場所に戻ってくると・・・
ん? 何か紙が付いてるような・・・
えーーーー! 何コレ!?
もしかして駐禁の切符? ちゃんと白線の中に停めてたのに何でーー!?
どうしよう? 警察行かなきゃならないのか? と、あれこれ考えてましたが・・・
ひとまず宿に戻って聞いてみようっと。
宿に戻って老閣娘(オーナー)に聞いてみました。
確かに20元と記載があります。どうも駐車違反の切符ではないようです。取り敢えずホッとひと安心。
路上の駐車スペースは場所・時間によっては有料
台湾に行ったことがある人はご存知かと思いますが、バイク社会の台湾ではたいていの路上が駐車スペースとして使用されています。
このように白線で囲まれた場所にはバイクを停めてOKなのです。
もちろん駐車禁止の場所もあり、このようにオレンジのラインが引かれているところはNGです。ラインに車体がかかるように駐車するとレッカーで持って行かれるので注意。大通りなどは駐車できないケースが多いですね。
でもこの写真の車の停め方もどうかと思うんですがね・・・ だって完全に歩道をつぶしてるから本来ダメだと思うのですが、こういうのはよく見かけます。
しかし白線囲まれた駐車スペースがてっきり無料だと思い込んでいたのですが、どうもそうではないようです。場所や時間によっては一定時間ごとに駐車料金が加算されていくのです。
見たところ白線が引かれてるだけなのにどうやって管理しているのかというと単純に人力で行っているようです。ちゃんと調査要員がいて駐車スペースを見て回りながら調べているのです。その際バイクや車に付けられるのが先ほどの停車繳費通知單と呼ばれる紙です。
この公共駐車スペースの情報や料金の支払いに関する公式アプリもあります。これは台中の公式アプリ「臺中e停車」。
※ 現在「臺中e停車」 は配信されていないようです。
このアプリを使って自分がバイクを停めてた場所をちょっと調べてみました。
ここですね、臺中火車站前。青いラインの場所がそうです。
確かに1時間あたり20元。毎日8時から18時まで料金が発生するようなので夜間はいくら停めてても無料なんでしょうね。
支払いはコンビニでOK
セブンイレブンはじめファミリーマート(全家便利商店)、OKマート、ハイライフ(萊爾富)、Simple Mart(美廉社)などのコンビニで支払が可能のようです。便利ですね。
というわけでセブンイレブンへ。
停車繳費通知單のバーコードをピッと。
あっさり支払完了。簡単でした。
まとめ
というわけでこれを知っていれば「駐車違反の切符切られたんじゃないか?」と焦ることもないと思うので参考にしてください。
バイクを停めるときはちゃんと白線の枠の中へ入れておけば大丈夫なので心配無用です。有料といっても1時間あたり20〜30元程度のようなのでそれ程気にする必要はないと思いますよ。