台湾でいろんな麺料理を食べたましたが総じて麺が柔らかい場合が多いと感じます。たぶんこれが台湾でのスタンダードでむしろ台湾の人は日本の麺は堅すぎると思っているのではないでしょうか。しかし麺によってはしっかりと噛み応えのあるものもあって刀削麺はそのうちの1つ。麺を手作業で削る為かなりの厚みがあるので「コシ」を求める日本人好みの麺といえるでしょう。というわけで今回は台北の南門市場で営業する刀削麺の人気店「合歡刀削麵館」を紹介したいと思います。
合歡刀削麵館
1軒だけ行列が絶えないお店
リニューアルされた南門市場にやってきました。2019年から建て替えの工事に入り仮設の「南門中継市場」で運用を続けていましたがようやく昨年(2023年)10月より新しく生まれ変わった施設での運用を開始。地下1階は生鮮食品売り場、1階がお惣菜など加工食品売り場、そして2階がフードコートになっています。
そして南門市場で特に高い人気を誇るのが「合歡刀削麵館」。実は以前ここの刀削麺が食べたくてニューアル直後の南門市場に来たのですがあまりの行列に諦めたんですよね。
今回も行列覚悟で開店間もない時間に行ってみたのですが・・・ ほーら予想通り。ここフードコートの入り口前ですが「合歡刀削麵館」の行列がここまで続いてるんですよ。
入り口を入ってすぐの場所に配置されているのが「合歡刀削麵館」。これ行列ができることを見越してこの場所が割り当てられたんじゃないかと思うのですがどうなんでしょう。奥の方だったら行列が他のお店に影響しますもんね。
これでも今回は割と早い時間に来たので前回ほど人は多くなかったです。というわけで行列に並びますよ。
こちらのトロフィーは2015年の「臺北傳統市場節」というイベントにおいて「天下第一攤」の小吃類(小吃部門)で金牌獎を受賞(3店受賞)したときのもの。
メニューはこちらの8種類。といっても「招牌肉醬乾麵」「牛肉醬拌麵」「麻辣牛肉麵」の3品は早々に「售完(売り切れ)」文字。まだ開店して間もないのでそもそも販売してないのかもしれませんね。
麺塊を抱えて特殊な包丁を使って麺を削っています。テレビでよく見たことはありますが生で見るのは初めて(ロボットは見たことあるw)。
ようやくここまで到達。実は1人で複数注文してテイクアウトするケースが多いので並んでる人の人数の割には時間がかかるんですよ。
というわけでようやく注文することができました。その場でお金を払って商品を受け取ります。箸やレンゲも置いてあるので取っていきましょう。
調味料も置いてあるのでこちらはお好みで。
フードコートなので席は他のお店との共用です。それにして人が多い。市場に到着したときはまだ空いていたのですが並んでる間にどんどん埋まってしまいましたよ。
何人かで来たなら注文する人と席を確保する人で分かれた方がよいですねー。1人だと商品を受け取ってから席を探すしかないのがちょっと辛いところ。
見た目通りモチモチ食感の麺
なんとか席を確保していただきます。注文したのは1番人気の「蕃茄煮牛肉麵」。
蕃茄煮牛肉麵(130元)
名前の通りトマト(蕃茄)入りの牛肉麺です。「合歡刀削麵館」を代表するメニューといってもよいのではないでしょうか。
「紅燒牛肉麵」と比べるとトマトの有り無しだけでなく牛肉がちょっと違うんですね。「蕃茄煮牛肉麵」ではやや薄切りの牛肉が使われています。またトマト、牛肉の他にも玉子、白菜などが入っていて具だくさんです。
トマトはわりとフレッシュな状態が保たれているのでほどよい酸味があってスープにもよく合います。
そして肝心の刀削麺。この厚みですよ。箸では2本以上持つのが難しいですね。見るからに歯応えありそうですが食べるとやはり見た目通りモチモチの食感。台湾では比較的柔らかい麺が多いように感じますが刀削麺は別ですね~。
牛肉麺を食べに行くとよくストレートではない厚みがある麺が使われていることがあるのですが、あの麺の食感とは明らかに違うんですよね。こちらの刀削麺の方がもっちりとしてコシがあるように思います。人気があるのも納得の美味しい刀削麺でした。
フロアには何ヶ所か回収スペースがあるので食べ終わったら食器などは自分で片付けましょう。
南門市場のフードコートには他にもスイーツやジューススタンドもあるのでハシゴするのもいいですね。
店舗情報
住所 | 台北市中正區羅斯福路一段8號2樓 |
営業時間 | 11:00~19:00(売り切れ次第終了) ※公式では10:30開店となっている(詳細不明) |
休日 | 月 |