台南発祥の麺といえば「意麵」そして「擔仔麵」。台北にも有名な擔仔麵のお店「度小月」があるので日本人には「擔仔麵」の方が馴染みがあるのではないでしょうか。それに日本のいわゆる「台湾ラーメン」は「擔仔麵」が元になっていると言われているんですよね。というわけで今回は2022年、2023年のミシュランビブグルマンにも選ばれた台南の人気店「小公園擔仔麵」を紹介したいと思います。
小公園擔仔麵
70年以上の歴史がある老舗
台南に数ある擔仔麵のお店の中でも間違いなく人気店の1つである「小公園擔仔麵」にやってきました。お店の場所は西門路と民族路の交差点にある西門圓環沿い。上部の看板に大きく店名が書かれていたはずなのですがいつのまにか消されてますね。そのせいで遠目から見てちょっと気付き難いかもしれません。
同じく擔仔麵で有名な度小月はわりと大きな店舗なのですがこちらはいたって庶民的な雰囲気。開放的なスタイルが実にのどかでいかにも台南らしいですね~。
注文はオーダーシートで。青い方はテイクアウト用、赤い方はイートイン用です。
イートインする場合は赤い方オーダーシートを取って空いてる席へ。食べたいものに数量を書き込みテーブル番号を記入して店員さんに渡せばOKです。
パクチー(香菜)、ニンニク(蒜頭)が苦手な人はメニューの横の「不香菜」「不蒜頭」にチェックを入れると対応してくれます。
優しい味とほどよいボリューム
「擔仔麵」は通常の麺の他に米粉(ビーフン)や意麵を使った「擔仔米粉」「擔仔意麵」もあります。初めて来たので今回は通常の「擔仔麵」に「滷蛋」を付けて注文。
擔仔麵(50元)、滷蛋(15元)、鯊魚肉(50元)、章魚(50元)
箸やスプーン、調味料などはこちらから。
合わせて注文したサメ(鯊魚肉)とタコ(章魚)。
ワサビ入りのタレでいただきます。柔らかくて旨い。
こちらはサメの肉「鯊魚肉」。どこでも見かけるわけではないので見つけるとつい注文してしまいます。臭みは全くなく淡白な味で美味しんですよ。
さて、メインの「擔仔麵」をいただきます。台湾で麺料理を食べるときって「え、これで小サイズなの?」ということがよくあるんですよ。でも「擔仔麵」はほどほどのボリュームというのも特徴の1つなので小サイズだと小さなめの丼に軽く1杯程度。個人的にはかなり安心感のある量なんですよねー。
トッピングには肉燥(肉そぼろ)、エビ、香菜(パクチー)。
スープは薄味でほどよくニンニクが効いています。
麺はコシがあるという感じではなくやや柔らか目。スープも麺も総じて優しい感じの麺料理といった印象ですねー。
お店は夕方から夜10時までやっているので遅い夕食や夜ちょっと小腹が空いたときに何か軽く食べたい、というときにもいいかもですね。
店舗情報
住所 | 台南市中西區西門路二段321號 |
営業時間 | 16:30~22:00 |
休日 | 水 |