実は初めて新竹を訪れたのは日帰りで1日滞在したのみでした。しかも行きたい場所がすでに決まっていたので新竹必須の観光スポット「新竹都城隍廟」は外から眺めただけ。その内必ず再訪して内部を探索しようと心に決めたのです。そして今回ついに新竹再訪が実現。「新竹都城隍廟廟口小吃」を食べ尽くすぞ! ということで1発目は「阿忠肉圓」を紹介します。
阿忠肉圓
創業60年超のお店
もう新竹=新竹都城隍廟といってもいいんじゃないかというぐらいのマストスポットですよね。この門をくぐると中では小吃天国が待っています。
東轅門(上の写真の入り口から入る)を入ってすぐの位置で営業しているのが今回訪れた「阿忠肉圓」。創業60年を超える三代続く老舗です。どうも複数の場所に店舗があるようです。下の写真は販売専用なのかな? ここの向かいにもお店がありますよ。
こちらはメニューもありキッチンの背後にテーブル席があったのでここでいただくことにしました。
調理中の肉圓。
これは販売用かな? 赤い記号のようなものが付いているのは中の具を見分けるためなんだそうです。
店員さんにイートインの旨を伝えると席に着くよう促されるので空いてる席に座りましょう。
席にはオーダーシートが置いてあります。食べたいメニューにチェックを入れテーブル番号を記入して店員さんに渡しましょう。
テーブル番号は手書きなんですね。
肉圓のイメージが変わる!
注文したのはこちら。
綜合肉圓(筍+蔥)(50元)、綜合湯(貢+燕+魚)(60元)、粉沯(小菜)(70元)
箸や調味料はこちらから。
肉圓は1皿2個入り。餡がタケノコ入りとネギ入りの2種類あるのですがそれぞれ1つずつの「綜合肉圓」をいただきました。
まずこの赤い色にビックリ。今まで食べた肉圓は茶色っぽいタレがかかっているものがほとんどだったのでこの予想外のビジュアルに興味津々。
まずはタケノコ入りの餡の方から。ご覧のように豚肉餡に細かく刻まれたタケノコが入っています。この豚肉餡の存在感がすごい。これまで食べた肉圓ってどちらかというとぷよぷよした皮の方が主張が強いイメージだったのですがそれを覆されました。さらに新竹の肉圓の餡は紅糟肉という紅糟(紅麹の酒粕)に漬けたお肉を使用しているんだそうです。タケノコのシャキシャキ感も相まってこれがウマい。
こちらはネギ入り餡の肉圓。もうね、肉の旨味が半端ではないんですよ。肉圓食べてこんなに感動したのは初めてですねー。
スープには「綜合湯」をいただきました。貢丸、肉燕、魚丸がそれぞれ1つずつ入っています。貢丸は新竹の名産なのでぜひ食べたかったものの1つ。日本のつみれに似てますが弾力がありかなりの歯応えがあるんですよ。
魚丸は中に餡が入っています。
こちらは肉燕。福建風のワンタンとのことで通常のワンタンに比べて色が黒っぽいのが特徴。こちらも中に豚肉の餡が入っています。
小菜に選んだのは「粉沯」。これも新竹以外では見たことのないご当地グルメなんですよ。まずこの「沯」ていう字、初めてお目にかかりましたね。注音符号で「ㄑㄧㄤˊ(tshiâng)」と発音するようです。
発音同様「粉腸」のことだという話なのですがよく知っている「粉腸」とはもう色からして違う。さらに「粉沯」は中に豚肉、甘藷粉などが詰めて蒸してものなんだそうです。
なんだかどす黒くてちょっと敬遠してしまいそうな見た目なんですが食べるとこれがけっこうイケるんですよ。いやあ、肉圓といい粉沯といい新竹なかなか奥が深いです。
店舗情報
住所 | 新竹市北區中山路75號 |
営業時間 | 8:00~21:00 |
休日 |