台湾グルメの中でも特に人気なのが小籠包ですね。日本では比較的しっかりしたレストランで扱っているというイメージがありますが、台湾では小さな庶民的なお店でも食べることができるし、豆漿店などで朝ごはんとしてもポピュラーな存在です。今回は台中にある安くて美味しい小籠包のお店「三鮮湯包」を紹介したいと思います。
三鮮湯包
庶民的な小籠包店
台中の建行路沿いで営業する「三鮮湯包」にやって来ました。有名な観光スポットとして知られる國立自然科學博物館内の植物園から歩いて5分ほどの場所にお店があります。
ご覧のように店内ではなく店頭に調理スペースがあるケースが台湾ではよく見られます。どちらかというと小吃店のような小さなお店でこのタイプが多いような気がします。
店頭にオーダーシートが置いてあるのでペンといっしょに取って店内へ。ピンクの方が外帶(テイクアウト)用、黄色い方が內用(イートイン)用です。
店頭ではスタッフが黙々と小籠包を包んでいます。
店内はテーブル席が4、5卓ほどの小さなスペース。いたって庶民的なお店といった感じです。
メニューは至ってシンプル。メインは小籠包で一般的な豚肉餡の「鮮肉湯包」の他、エビ入りの「鮮蝦湯包」、ヘチマ入りの「鮮瓜湯包」の3種類。それで店名が「三鮮湯包」なんでしょうね。
その他、小籠包店では定番のスープ「玉米濃湯」「酸辣湯」や、豆乳、紅茶といったドリンク類もあります。
オーダーシートの記入を終えたらスタッフに渡します。桌號(テーブル番号)を書き忘れないように注意しましょう。
豆漿(豆乳)などのドリンクや小菜はセルフサービス。冷蔵庫に置いてあるので自分で取っていきます。清算は後でまとめて行います。
小籠包を待っている間にタレを作っておきましょう。入り口付近に醤油、ラー油、生姜が置いてあるのでタレ用の小皿に自分作ります。よく見ると台中ではお馴染みの「東泉辣椒醬」があるのですが、まさか小籠包にも使うのかな?
こちらは辣油ですね。
千切りの生姜も加えるのがおすすめ。
薄皮でスープたっぷりの小籠包
注文したのは「鮮肉湯包」、それに「玉米濃湯」と「黃金泡菜」もいただきました。
鮮肉湯包(85元)、玉米濃湯(45元)、黃金泡菜(50元)
小籠包に合わせるスープといえば酸辣湯をイメージする方が多いと思いますが「玉米濃湯」もよくメニューで見かけます。いわゆるコーンスープですが日本のものと比べるとややあっさりした味でしょうか。
小菜から選んだ「黃金泡菜」。見ての通りキムチですね。「黃金」というだけあって赤というより黄色っぽいのが特徴。この店だけでなく台湾のキムチってこんな印象なんですがどうなのでしょう?
味はあまり辛くなくてどちらかというと甘味があるので辛いのが苦手な自分にとってはけっこ好みなんですよね。
さて、主役の「鮮肉湯包」。有名店の小籠包に比べると1つ1つの形がやや均一でなかったりしますが、それでも1籠8個入りで85元というのは安い。
まずは何も付けずにそのまま食べてみます。若干生地の厚みにムラはありますが基本的に薄皮で中にはスープと共に豚肉餡がずっしり。タレなしでもじゅうぶん美味しいです。
もちろんタレにつけて食べても旨い。こういった庶民的なお店で美味しい小籠包を気軽に食べることができるのが台湾ならではといったところですね~。
次回はぜひ「鮮蝦湯包」と「鮮瓜湯包」も食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 台中市北區健行路753號 |
営業時間 | 11:00~14:00、16:00~19:30 |
休日 | 日 |