【雹仔豆花】レトロな雰囲気のお店で食べたにがりを使った豆花

台北で豆花のお店といえば「豆花莊」「冰霖古早味豆花」「杉味豆花」など不動の人気を誇る老舗がいくつもありますが、ここ最近若者がオープンしたちょっとお洒落な豆花のお店が増えていて個人的に気になっています。そんなお店の1つがMRT忠孝新生駅近くに昨年(2021年)3月上旬にオープンした「雹仔豆花」。ようやく行くことができたので紹介したいと思います。

雹仔豆花

忠孝新生駅近くの豆花店

MRT忠孝新生駅近くにある豆花のお店「雹仔豆花」に行ってきました。お店は駅から歩いて1、2分ほどの場所で同じブロックには以前紹介したカフェ「GinGin Coffee Company」があります。

何と言っても印象的なのがレトロな雰囲気を演出したお店の雰囲気。

「雹」とは(空から降る)「ひょう」のことらしいです。「ひょう」ってこんな漢字だったんですね。知りませんでしたよ。

小ぢんまりとした店内にはカウンター側に3席、壁側に4席、それに通路側にも2席あり。のんびり長居するというより、サッと食べて出ていくという感じのお店ですね。

お店の奥には味のあるいかにも古そうな戸棚が置いてあります。

一番上にかばんがありますが・・・ 何であんなところに置いてるんだろう? 気になる(笑)

ほのかに塩味を感じる豆花

メニューは「鹽滷豆花」それに季節限定の「紅豆湯」「燒仙草」「綜合冰」のみ。

鹽滷豆花」は「一種配料(トッピングを1種類)」「兩種配料(トッピングを2種類)」「三種配料(トッピングを3種類)」から選ぶことができます。

豆花の糖水(シロップ)は無料で追加できるので少なくなったらスタッフに伝えれば足してもらえます。また基本の糖水(シロップ)を+5元で薑汁(生姜シロップ)に、+10元で無糖豆漿に変更することが可能です。

注文したのは「鹽滷豆花」の「三種配料」。トッピングは「花生(ピーナッツ)」「粉圓(タピオカ)」「芋圓(タロイモ団子)」「紅豆(あずき)」「仙草凍(仙草ゼリー)」の5種類あり、このときは「花生」「粉圓」「芋圓」を選びました。

ツヤツヤの大粒の「粉圓(タピオカ)」。クニャっとした歯ごたえが何とも言えません。

今や日本でもタピオカ並みに知名度が高くなった「芋圓(タロイモ団子)」。モチモチとした食感がたまらないですねー。

個人的には豆花のトッピングといえばこの「花生(ピーナッツ)」なんですよねー。甘く煮込まれたピーナッツが豆花によく合うんですよ。

そして主役の豆花なのですが、一口食べて「おや?」と。いつも食べ慣れた豆花と違ってほのかに塩気を感じるんですよね。

実は「雹仔豆花」の豆花はにがりを使って作られているんだそうです。台湾では豆乳に食用石膏(硫酸カルシュウム)を加えて豆花を作るのが一般的なので、その製法の違いが微妙な味の違いとなって表れています。台湾で何度も豆花を食べたことがある人ならたぶん気付くと思いますよ。

鹽滷豆花」の「鹽滷」というのがにがりのことみたいですね。こういう豆花もあるのか、というなかなか興味深い味でしたねー。

豆花の新しいお店では永康街エリアの「白水豆花」が行列ができるほどの人気ぶりでしたが、こちらの「鹽滷豆花」は人気がありつつもわりと落ち着いた感じという印象でした。寧ろこのくらい穏やかな状況の方が波が無く長く続いていくのではないでしょうか。

店舗情報

住所 台北市中正區臨沂街27巷9-4號
営業時間 11:30~21:00(売り切れ次第終了)
休日  
IG 雹仔豆花
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