台湾に行ったらぜひ食べてほしい料理の1つが「甕缸雞」。一言でいうと鶏の丸焼き。台湾に行ったことがある人でもあまり見たことがないのでは? それもそのはず複数の専用の窯で焼き上げるという調理法ゆえに都心部ではなかなかお店を出しづらいこともあって郊外にあるケースが多いのです。これが絶品の美味しさなのでもしスケジュールに余裕があればちょっと足を延ばして行ってみてほしいものです。というわけで今回は台中の烏日駅近くにある「霖記甕缸雞」を紹介したいと思います。
霖記甕缸雞(烏日旗艦店)
台中市内に3店舗展開する甕缸雞のお店
「霖記甕缸雞」は霧峰に本店がある「甕缸雞」のお店。台中市内に3店舗あって今回やってきたのは烏日駅近くにある「烏日旗艦店」。烏日駅から歩いて10分ほどの新興路沿いにお店があります。
さすがに「甕缸雞」のお店なのでかなり大きそうですね。
混んでるときは入り口のカウンターで受付をしていますがこの日はまだちょっと時間が早かったせいかそこまで混んでなさそうです。
テラス席もあります。混んでるときはここもいっぱいになるんです。
混んでないとはいっても店内は大盛況。広い店内に7~8席ほどの円卓がたくさんあってどのテーブルもグループ客で盛り上がっています。
席へは店員さんが案内してくれますよ。
こちらがメニュー。看板メニューの鶏の丸焼き「招牌甕缸雞」は1匹650元です。注文したい料理にチェックを入れたら店員さんに渡しましょう。
箸、コップ、小皿などはこちらから用意します。それとビニール袋が置いてありますがこては「打包」用。つまり食べきれなかった料理を持ち帰るための袋です。店員さんに言わなくても自分で袋を取って残った料理を入れて持って帰ってOK。みなさん豪快に袋に直接料理を入れてました(笑)。
豪快に手で捌いていただきます!
先ずはさっそく「甕缸雞」がやってきましたよ~。ドーンと丸々鶏1匹。こんがりといい色に焼き上がっています。専用の大きな窯で焼かれているのですが、そのために広いスペースが必要なのであまり都心部にはお店がないんですよね。
招牌甕缸雞(650元)
「甕缸雞」にはつけダレと塩胡椒、そして解体用の軍手とビニール製の手袋が用意されています。なぜ軍手があるのかというと焼き立てで熱いから。軍手をはめてその上からビニール製の手袋をはめて手で解体します。お願いすれば店員さんがやってくれますよ。
というわけでお店の人に解体してもらいました。さすがに手際がよい。
豪快にさばいていきます。
あっという間にこの状態。ではさっそくいただきましょう!
皮はパリッと、お肉は肉汁たっぷりで美味しそう~。
これは「雞油」。鶏を焼いたときに出る油で作ったつけダレです。カウンターでこの「雞油」を瓶詰にしたものが売ってました。このつけダレはそれを希釈したものかな? これはもうお肉に合わないわけがないですね。よりジューシーさが強調されますよ。
塩胡椒をつけてもOK。どちらかというとつけダレよりこちらの方が味ははっきりしてますね。シンプルに焼かれたお肉と相性ピッタリ。ご飯と食べるならこちらがおすすめ。
ちなみに白ご飯とポットに入ったお茶は無料で提供されます。お茶(ポット)のお替りは50元です。
さて、他にも注文した料理を紹介しましょう。こちらは季節の野菜を使った料理。このときいただいたのは「檳榔花」。そうあの台湾の噛みたばことして知られる「檳榔」の花ですよ。食べられるんですねー。シャクシャクとした食感で柔らかいタケノコのような感じかな。初めて食べましたがなかなか美味しかったです!
四季野菜(250元)
シンプルに塩焼きにしたエビ。台湾のレストランでは定番的な料理。
鹽焗蝦(380NTD)
白身魚の甘酢あんかけ。酢豚ならぬ酢魚といったところでしょうか。タンパクな白身に甘酢がよく合います。ご飯といっしょに食べたい料理。
糖醋魚(時価)
最後は「鐵板豆腐」。ボウルに入れてテーブルに運ばれてきた料理を熱せられた鉄板に移して「ジューっ」と湯気を上げる演出。見た目通り甘辛い濃いめの味付けだけど豆腐と野菜が中心のヘルシーな料理です。
鐵板豆腐(180NTD)
この日は3人で行ってお腹いっぱい! 「甕缸雞」はもちろんですが他の料理も美味しかったです。なかなか日本では食べる機会がないと思うので台湾に来たらぜひ食べてみてはどうでしょう。なるべき大人数の方がいろんな料理が注文できるのでおすすめですね。
店舗情報
住所 | 台中市烏日區新興路686號 |
営業時間 | 11:00~14:00、17:00~21:30 |
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