台中市の中心部からバスで40~50分ほどの場所にある「霧峰区」は観光客が頻繁に足を運ぶ街ではありません。でも「台湾五大家族」の一つ霧峰林家の邸宅や庭園のある「霧峰林家宮保第園區」、1999年9月21日に発生した「921大地震」の際にできた霧峰郷光復中学校の断層をそのまま保存した「九二一地震教育園區」など見どころがけっこうあるのです。また霧峰市場の周辺はお店も多く賑わっているので立ち寄って食事をしたり散策をするのにおすすめです。今回はその霧峰市場近くにある老舗「肉圓婆」を紹介したいと思います。
肉圓婆
阿罩霧舊街(霧峰老街)の老舗肉圓店
「肉圓婆」は霧峰の「阿罩霧舊街」にある肉圓のお店。霧峰市場(霧峰區第一公有市場)周辺のこの辺りはもともと「霧峰老街」と呼ばれているのですが一帯が近年整備された後「阿罩霧舊街」と命名されたようです。
看板に「?十八年老店」と書いてありますね。最初の1文字目がなんだかよく分かりませんがたぶん当初「三」だったのを「五」に変えようとしたのかな? 実際には創業60年以上の老舗なんですよ。
入り口のキッチンには大量の肉圓が。
こちらがメニュー。肉圓の他にスープが5種類ほどあります。
入り口で口頭で注文したら店内の空いてる席に座りましょう。
大きなお肉がゴロっと入った肉圓
「肉圓」の他に「豆腐湯」も注文してみました。「肉圓」はすでにハサミで十字に切られた状態で出てきます。白いドロッとしたのは実はタレの1つで「肉圓」自体は奥に見える半透明なゼリーのようなやつです。タレは醬油、蒜蓉(ニンニクのタレ)、甜醬、辣醬などが使われています。
肉圓(35元)、豆腐湯(20元)
中には大きなお肉がゴロっと入っています。これが日本ではちょっと味わえないような独特の味付けがなされているんですよね。周りの皮といっしょにタレに付けて食べるとなかなかイケます。
「豆腐湯」はお吸い物のような(もっと味は薄い)あっさり味のスープに豆腐が入っているシンプルなスープ。それにしても豆腐がデカい(笑)。他にもタケノコ入りの「筍子湯」、つみれ入りの「貢丸湯」などがあります。いろいろ食べてみたい人には全ての具が入った「綜合湯」がおすすめ。
店舗情報
住所 | 台中市霧峰區民權街42號 |
営業時間 | 8:30~18:30 |
休日 | 火 |
HP |