久しぶりの台南。到着後挨拶がてら友人のお店に顔を出しました。改めて食事にでも行こう思って、最近ちょっと気になっていた「裏葉」というお店に誘ったところ「激混みだからイヤだ」とあっさり却下。なんでもすごい人気で常に行列、長時間待たないと食事にありつけないらしいのです。「え~~、そうなの・・・」と半信半疑で聞いてたのですがそう言われるとますます気になってしまうんですよね。こうなるともう行かないわけにはいられない、というわけで意を決して「裏葉」に行ってみましたので紹介したいと思います。
裏葉
驚きの場所で驚きの人気
ここは公園南路と海安路の交差点近く。いったいどんな場所にお店があるんだろうと思ったらこんなところですよ。大きな駐車場があってその向こうは住宅街、右に見える大きな建物は小学校のようです。飲食店の姿は全く見られない・・・と、ほんとにこんなとこにあるのかな?
住所ではこの路地を入ったところにあるはず・・・
んー?
え・・・
えええええええ!? もう並んでますよ。一応念のため開店30分前に来たんですが・・・ しかも今日平日ですよ。いったいどんな人気なんですかこれ。
開店5分前くらいにお店のスタッフがオーダーシートを配りに来ました。自分の後にもお客さんが続いていましたがなんとか第1陣に入れそうです。
というわけでようやく開店。お店の中へ。
門をくぐると小さな中庭があります。そこを通って中に入るとカウンターがありまずここで順番に注文、清算します。
席は2階にあるので注文を終えたら中庭にある階段から上に上がりましょう。
2階の客席へ。
客席は1人用のテーブル席が1つ、2人用のテーブル席が4つ(うち2つはカウンター仕様)という小さなスペース。1階で順番に注文して2階に上がるんですが、みなさん写真なんか撮りながらのんびりしてるので室内に入るのが微妙に同じタイミングになったり・・・ 静かな椅子取りゲームみたいになります(笑)。まあこういうお店にくるお客さんなのでガツガツしてなくて穏やかな雰囲気でみんな席を確保です。
本格的なエスニック料理のブランチ
さて、なんとか第1陣でお店に入ったのですがここからが長い! 並んでる順番が自分は7番目くらいだったのですがお店のスタッフから「1時間くらいかかりますが・・・」と。まあもちろん了承はしましたが「ほんとにそんなに時間がかかるのかな?」と、ちょっと大袈裟に言ってるんじゃないかと内心思ってました。
お店に入ったのが9時30分。で、料理が運ばれてきたのが10時30分ごろ。ほんとに1時間ほどかかりましたよ(笑)。朝ごはんよりのブランチのつもりが昼ご飯よりになってしまいました(笑)。お店が小さくスタッフも少ないので1食ずつ調理するしかなくどうしても時間がかかるんだそうです。
美墨風味香料雞肉飯與薄荷酸奶沙拉(260元)、柳橙迷迭蘇打(130元)
ドリンクは柳橙迷迭蘇打(オレンジとローズマリーのソーダ)。
さすがに待ちくたびれたのでひとまず喉を潤します。なんだか余計に美味しく感じます(笑)。
メインは美墨風味香料雞肉飯與薄荷酸奶沙拉。ずいぶん長い名前ですが「アメリカ南部・メキシコ風チキンライスとミント入りのヨーグルトソースのサラダ」といったところでしょうか。野菜たっぷりでヘルシー! 美味しそうですね~。
グリルしたチキンにかかっている緑色のソースは阿根廷青醬(チミチュリ)。パセリや香菜から作られているアルゼンチン発祥のソースでお肉にピッタリ合います。
ご飯はケイジャンとトマトをベースに燕麥や紅腰豆(インゲン豆)とともに炊き上げています。パラっといい感じに仕上がったスパイスの効いたご飯はチキンによく合ってますね~。野菜に隠れてよく見えませんがけっこうボリュームありますよ。
小さな器に入ったヨーグルトソースはサラダにかけていただきます。ブロッコリー、アスパラ、ズッキーニ、トウモロコシなどなどバリエーション豊富で盛りだくさん。美味しくいただきました。
それにしても今回は運よく(と言っても1時間以上待ちましたが・・・)第1陣で入店できましたが、自分の後ろで並んでた人はもっと長時間待たされてるんですよね。友人の言ってたことはまんざら大袈裟でもなかったというですね。
他にも杜卡香料(DUKKAH デュカ:エジプト料理に使われる調味料)や鷹嘴豆泥(フムス:ひよこ豆のペースト)を使った料理など中東、エスニックなブランチメニューに見られましたね。メニューの内容は定期的に変更されるようです。詳しくはお店のInstagramで発表されるのでそちらで確認してください。
また以下の点に注意しておきましょう。
- 予約不可。
- テイクアウト不可。
- 12歲以下の子供の入店お断り。
- 2人用のテーブルのみなので4人以上の同一テーブル利用不可(席を分けるなどする必要あり)。