台中は魯肉飯よりも爌肉飯というイメージがあるのですがもちろん魯肉飯の美味しいお店もありますよ。それが今回紹介する「魯肉莊」。もともと「魯肉莊」は忠孝路夜市の西の端、忠孝路と國光路の交差点付近で営業していました。大きな街路樹の下のバラックのような店舗がずいぶんと味のある雰囲気で人気があったのですが、数年前もとの場所からわずかに離れた忠孝路と有恆街の交差点にあるビルに移転しました。以前のような屋台風の雰囲気は無くなりましたが人気は健在。というわけで移転後の「魯肉莊」に行ってみましたので紹介したいと思います。
魯肉莊
移転後のお店はきれいなビルの1階
こちらが移転後の魯肉莊。以前のお店とはうって変わってかなり新しいビルの1階に店舗を構えています。以前営業していた場所のすぐそばに西濱蛋炒飯という人気店あって、このお店も似たような場所に移転してるんですよね。元の場所がどうも開発対象になってるように見えるのですが行政から移転を余儀なくされたのでしょうか?
ともかく以前のような開放的な雰囲気は無くなってしまいましたがこのお客さんの数を見ると人気は健在のようですね。
正面のキッチンの脇にオーダーシートがあるので1枚取って空いてる席に着きます。
店内はけっこう広さがあって席数もじゅうぶんです。それにしても混んでますね。
食べたいものにチェックを入れます。イートインの場合は「內用桌號」の欄にテーブル番号も記入しましょう。記入を終えたら店員さんにオーダーシートを渡します。
酸菜と香菜を散らした魯肉飯
この日は2人で来て注文したのはこちらです。
魯肉飯・小(30元)、爌肉飯(50元)、筍子湯(20元)、貢丸+油豆腐(10元)
こちらが魯肉莊の魯肉飯。お肉はそこまでトロトロではなくわりとはっきりと形が崩れずに残っています。また酸菜、香菜を散らしているのが特徴。
台中の食卓には欠かせない辣椒醬。せっかくなので魯肉飯にかけて食べてみましょう。
辣椒醬って辛そうなイメージがありますがやや甘辛い程度でそんなに辛くないのです。ではさっそく魯肉飯をいただきます。トロトロまで煮込まれてないので脂っぽくなくてよい。魯肉飯にさっぱりという表現はどうかと思いますがそんな印象ですね。それでいてお肉に味はしっかり染みていて美味しい。辣椒醬の旨味もプラスされて更に美味しさアップです。
台中といえば爌肉飯、というわけで爌肉飯も注文しました。
こちらも辣椒醬をかけていただきます。
爌肉飯の人気店のように大きさに迫力はありませんが味はさすがのレベルです。ホロホロに煮込まれたお肉は箸で切れるほど柔らかくとってもジューシー。ご飯のすすむ味ですね~。
スープはスライスしたタケノコが入った筍子湯。あっさり味でタケノコのシャキシャキした食感がよいです。
小菜は貢丸+油豆腐の組み合わせ。メニューで「貢丸+油豆腐」とか「魯蛋+油豆腐」のように組み合わせになってるのは珍しいですね。
油豆腐は見た目通り油揚げの煮物ような印象。食べると旨味たっぷりの煮汁がジュワっと口の中に広がります。貢丸はスープの具でもよく使われるすり身団子。歯ごたえがあってこちらも美味しいです。
台中だと魯肉飯よりも爌肉飯や炒麺の方が注目されがちですが魯肉莊の魯肉飯も美味しいのでぜひ食べてみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台中市南區忠孝路64-9號 |
営業時間 | 6:30~14:00 |
休日 | 金 |
HP |