新北市蘆洲区は三重区の北隣りに位置する小さな区です。台北市と淡水河を挟んだ対岸にある、ちょうど島のようになっているエリアの南半分が三重区、北半分が蘆洲区といった具合です。三重区にはそこそこ名の知れた夜市や美味しい魯肉飯のお店があったりするので三重区までは訪れる人もいるかもしれませんが蘆洲に行くという人はまずいないと思います。自分もこれまで行ったことがなかったし行こうとも思ってなかったのですが、ちょっと面白そうなお店を見つけたのでこの度初めて行ってみました。というわけで今回はその蘆洲にある早餐店「一寶」を紹介したいと思います。
※「一寶」は現在、朝食の営業を中止。昼食、夕食の営業形態に変更しています。
一寶
蘆洲のおしゃれな早餐店
朝ごはんを食べるために蘆洲までやって来ました。蘆洲初めて来ました。台北からはMRT中和新蘆線の蘆洲行きに乗ればOKです。今回行った一寶の最寄り駅は終点の蘆洲駅か1つ手前の三民高中駅、どちらかと言うと蘆洲駅の方が行きやすいと思いますね。
お店は朝6時半から開いています。この日は開店して間もない時間に行ったのですが雨だったのでまだ薄暗いですね。でもしっかりお店はオープンしてますよ。
暖簾に一寶という文字。何だかラーメン屋さんみたいな雰囲気ですねー。
店内はとても綺麗。シンプルな内装でテーブルや椅子なども簡素ながらちょっとしたカフェのような印象です。
カウンター席もあります。
これ何だろう、ロゴなのかな?
独自アレンジの刈包
一寶の看板メニューは台湾式バーガーと呼ばれる刈包(割包とも言う)。店名と同じ一寶と名付けた、伝統的な小吃である刈包に独自のアレンジを加えたものが売りなのです。他にも一般的な刈包のバンズの部分に饅頭を使った饅頭寶や自家製の蘿蔔糕も人気です。
一寶、饅頭寶それぞれ2種類ずつメニューに書かれているのですが、一寶に新しいメニューが増えてるようでした。というわけでこれにしてみようと思います。
焢肉、酸菜、花生粉(ピーナッツ粉)とここまでは一般的な刈包ですが、更に煎蛋(目玉焼き)と瑞士乾酪(スイスチーズ)をトッピングに加えた一品。商品名はまだないのかな?
蛋(目玉焼き)と瑞士乾酪(スイスチーズ)の刈包(70元)
こちらは紅茶と豆乳をミックスした紅茶豆漿。溫(ぬるい、というよりやや温かい)と涼(冷たい)、また微糖、無糖を選ぶことができます。
紅茶豆漿・溫・微糖(20元)
じっくり煮込まれた柔らかい焢肉に酸菜と花生粉の酸味と甘味のコンビネーションが絶妙の刈包。それに加えてとろりと溶けたチーズと目玉焼きが更に美味しさをアップさせてます。あくまでクラシックを基本としたアレンジがいいですね。台湾では若者が伝統料理を踏襲するのはいいけどちょっとやり過ぎになってるケースを良く見かけるのですが、一寶の場合は基本を壊さず改良を加えています。
刈包を食べてる間、朝早くにもかかわらずテイクアウトしていくお客さんが次々と訪れてました。特に蘿蔔糕を買って行く人が多かったですねー。今度来たら蘿蔔糕や刈包の饅頭バージョンも食べてみたいと思います。
店舗情報
住所 | 新北市蘆洲區長樂路18號 |
営業時間 | 11:00〜13:30、17:00〜20:00 |
休日 | 日月 |
FB | 一寶 |