蜜豆(ミツマメ)という言葉をこんなところで聞くとは驚きでした。台中駅のすぐ近くに蜜豆(ミツマメ)を看板メニューにしている幸發亭蜜豆冰本鋪というお店があります。創業80年にもなろうかという台中でも屈指の老舗でそのレトロな雰囲気のお店と昔懐かしい素朴な味が人気です。宮原眼科ほどきらびやかで賑やかなイメージはありませんが、こちらも台中を代表するお店の1つといっても過言はないと思います。というわけで今回はその幸發亭蜜豆冰本鋪に行ってみましたので紹介したいと思います。
※「幸發亭蜜豆冰本鋪」は閉店しました。
幸發亭蜜豆冰本鋪
創業80年の老舗スイーツ店
幸發亭蜜豆冰は台中駅から歩いて10分弱ほどの台湾大道沿いにある老舗のスイーツ店。ここ台中に1938年にオープンしているので創業80年にもなる歴史のあるお店です。
ブルーのタイルの外観がレトロな雰囲気を醸し出しています。ロゴにはお店の看板メニューが日本語で「ミツマメ」と。
もともとは手押し車での販売からスタートしたそうですが、その後いろんな経緯を経て現在の場所で営業しているそうです。
メニューは看板メニューの蜜豆冰の他にも、挫冰、雪綿冰、豆花や温かい紅豆湯、きな粉餅のような燒麻糬などいろいろと用意されています。ちなみに剉冰っていう書き方はよく見ますが挫冰は初めて見ました。よく使われるのかな・・・?
店内もレトロな雰囲気が満載。壁や床のタイルがいい味を出してますよね。
こちらは2階。広々としたスペースがあり席数も充実しています。
古い写真がたくさん貼られていますよ。
これはたぶん台中駅なのかな? やっぱり立派な建物ですよね〜。台中駅は新しい駅舎ができましたが古い駅舎はそのまま残してあるので今でも見ることができますよ。
素朴な美味しさの蜜豆冰
カウンターにオーダーシートがあるのでこれに記入して店員さんにわたしましょう。注文するのはもちろん蜜豆冰です。
こちらが蜜豆冰、 氷で見えない!(笑)。トッピングの上に氷をかぶせているのでこんな状態です。台湾では結構こういつ盛付けのかき氷があるんですよね。
招牌蜜豆冰(80元)
氷はかなり粗目でかき氷というより砕いた氷という感じですねー。その氷を掘っていくと中からトッピングがでてきますよ。日本の四果冰を参考にして更に多様なトッピングを追加したというのが幸發亭の蜜豆冰です。
リンゴやパイナップルなどのフルーツ、それに豆類や湯圓なども入っています。かき氷には自家製のシロップ(香蕉水:バナナ水)がかけてあるので食べるとほんのり甘さを感じます。
正直それほど特別に美味しいというわけではないのですが、創業当時からの素朴な蜜豆冰の味を守り続けているのでしょうね。その昔懐かしい味が今でも人気があるのも事実です。
80年前から続く昔懐かしい素朴な味の蜜豆冰は食べてみる価値はあると思いますよ。もっとストレートな美味しさを求めるなら他にもメニューがいろいろあるので試してみるとよいですね。
(追記)マンゴーかき氷も食べてみました
「蜜豆冰」が有名な「幸發亭」ですが、他にもいろいろメニューがあります。夏にはもちろんマンゴーかき氷も。というわけで夏に台中にきたときに「芒果牛奶冰」を食べてみました。「蜜豆冰」と同じようにガラスの器に盛られて出てきましたよ。涼し気ですね~。一見量が多そうですが器の下が窄んでいるので見た目ほど量はありません。
芒果牛奶冰(150元)
一口サイズにカットされたマンゴー。なかなか甘くて美味しいです。もうちょっと量が多いと嬉しいかな。
氷は日本のかき氷のようなタイプ。マンゴーソースと練乳といっしょに食べるとシャクシャクとしたシャーベットのような食感で美味しいです。個人的にはけっこう好きなタイプの氷ですねー。
店舗情報
住所 | 台中市中區台灣大道一段137號 |
営業時間 | 10:30~22:00 |
休日 | |
FB | 幸發亭蜜豆冰本舖 |