台中は台湾第3の大都市! のはずなんですがどうも台北や台南に比べて日本であまり紹介されることがありませんね。観光という面では他都市の後塵を拝している状況です。ガイドブックなどを見ても数ページほどの扱いなのでほぼ取り上げられる内容は決まってしまいます。なのでどうしても観光客が訪れるのは、観光スポットが集まる台中駅の正面エリアばかり。必然的に駅裏エリアは観光客があまり足を運ばない場所ということになってしまいますよ。でも駅裏エリアにも実はおすすめしたい場所はたくさんあるんですよ。というわけで今回は駅裏エリアの知る人ぞ知るグルメストリート、大智路にある姊娣麵店を紹介します。
姊娣麵店
微妙な看板につられて・・・
朝ごはんを食べようと台中の駅裏エリアにあるグルメストリート大智街を歩いていると炒麺のお店を発見。ちょっと入ってみようと寄ってみました。
店頭にキッチンスペースと小さなカウンター席が、奥の店内にはテーブル席があるという、いかにも台湾の小吃店といった感じのお店です。
でも、このお店を選んだ決定打はこれ。この看板・・・ すごいね。なんでこんな証明写真みたいのをのせたんだろう(笑)。ちょっと一瞬、占いのお店かと思ってしまいましたよ。
さて、注文はオーダーシートなので安心。食べたいものにチェックを入れて桌號(テーブル番号)を書けばOK。あ、內用(イートイン)にチェック入れ忘れてますね・・・ まあ桌號を書けば內用に決まってるのですが。
殺風景な部屋にスチールのテーブルという飾り気のない店内もローカルな雰囲気で日本人からすると新鮮だったりしますね。
台中の朝の定番、炒麺と豬血湯
炒麺にスープは豬血湯、それに小皿料理を1品注文しました。実は台中ではこの炒麺と豬血湯というのが朝ごはんの定番、王道なのです。
早朝、台中の街を歩いていると豆乳や蛋餅を売っている豆漿店、サンドイッチやハンバーガーを売っている早餐店の他、このお店のように炒麺を売っているお店をよく見かけます。そしてスープメニューには必ずといっていいほど豬血湯があるのです。
こちらが炒麺。肉そぼろがのっているのが一般的です。パッと見は茹ですぎたパスタ(ちょっと例え悪いですが(笑))のようですが、実際麺にはコシというものは無くすごく柔らかいです。麺に歯ごたえを求める日本人からすると初めて食べるとちょっと違和感があるかもしれませんが、まあ馴れるとそれほど気にならなくなります。
炒麵・小(20元)
あまり味がなさそうだなー、という見た目ですが、その通り。炒麺にはこれが欠かせません。台中の食卓の友「辣椒醬」。こういったお店には必ずといっていいほど置いています。いわゆるチリソースですが、それほど辛さはありません。で、これを地元の人は炒麺にかけて食べるのです。
辣椒醬をかけてみました。見た目は辛そうですよね・・・
よく混ぜていただきます。やっぱり辣椒醬をかけると全然違います。正直、炒麺は「驚くほど美味しい」というようなものではないのですが、軽い朝ごはんには意外に合ってるような気がします。
炒麺とのゴールデンコンビ、豬血湯。豚の血を固めたものを具にしたスープです。これはたぶん敬遠する人は多いですよね。でも意外に臭みは全くないので、それほど抵抗なく食べれます。
豬血湯(15元)
プルプルと豆腐のような食感。
もう一品、隔間肉。小菜のメニューでよく見るのですが、これが美味しくてよく注文します。肝連肉とも呼ばれる豚の肝臓周りにある部位の肉を茹でたもの。値段は小菜の中では高い部類ですね〜、炒麺と豬血湯の合計より、こっちの方が高いです(笑)。
隔間肉(50元)
タンパクな味で歯ごたえがあって美味しいんですよ。見つけたら食べてみてください。
看板につられて入ったお店ですが、なかなか美味しくて値段も安くて満足でした。知る人ぞ知る台中のグルメストリート、駅からも近いのでおすすめの散策スポットです。
店舗情報
住所 | 台中市東區大智路48號 |
営業時間 | 4:30〜15:30 |
休日 | 木 |
HP |