割包とは台湾式ハンバーガーとも呼ばれる台湾の伝統的な小吃。刈包とも呼ぶところもあります。真っ白いフカフカのやわらかいバンズに豚の角煮、酸菜(高菜のような台湾の漬物)などを挟んだもので手軽に食べられるB級グルメの代表格。日本でも中華街に行くとよく売ってたりしますよね。見ためより意外に軽い食感なのでちょっと小腹がすいたときなどにはピッタリ。今回は台南で割包といえば真っ先に名前が挙がる永楽市場の人気店、阿松割包を紹介します。
阿松割包
永樂市場の金三角
民族路から民権路のやや手前にかけて國華街沿いにある永楽市場、及びその周辺は台南の中でも屈指のグルメスポット。牛肉湯、米糕、豆花などの小吃店がズラッと軒を連ねます。地元の人々や観光客が美味しい小吃を求めていつも賑わっている非常に活気のあるエリアです。
さて、先日日本の雑誌BRUTUSの台湾特集で表紙を飾った写真。台湾でちょっとした議論が起きましたね。あの写真はここ永楽市場の民族路から國華街に入ってすぐの場所なのです。この一帯でも特に多くの人で賑わっているのですが、それには理由があるんです。
この場所には永樂市場金三角と呼ばれる特に人気の高い3店が集まっているのです。その3店とは金得春捲、富盛號碗粿、そしてもう1店が阿松割包。黄色地に青い文字のひときわ鮮やかな看板のお店がそうです。
割包のメニューはシンプルに3つだけで、豬舌包(豚の舌)、痩肉包(豚の赤身肉)、普通包(豚バラ肉)。それぞれ1皿2個となっていますが、聞いてみたところ違うものを1個ずつでもよいと。というわけで豬舌包と痩肉包を1個ずつでお願いしました。
店内(とは言えないような場所ですが)にもわずかに席があるのでイートインもできますよ。
ピーナッツソースと酸菜がよく合う
豬舌包と痩肉包の割包。そしてスープが付いてきます。
豬舌包、痩肉包(85元)
テーブルにはビニールのシートがあるので手が汚れないようにこれで包んで食べます。
豬舌包です。牛タンは食べたことありますが豚タンは初めて。
臭みなどは全くなくてすごく淡泊な感じ。じっくり煮込まれているのでサクッと噛み切れるほど柔らかいです。そして濃厚なピーナッツソースと酸菜がよく合うんですよね。うまくお肉を引き立ててます。美味しいですよ〜♪
こちらは豚の赤身肉を使った痩肉包。
赤身肉なのでこちらもあっさりした感じですね。お肉はやはりよく煮込まれていて柔らかいですが、やや歯応えがあります。こちらもやはりピーナッツソースと酸菜がいい味をだしています。
皮の部分がすごく軽いのでおやつ感覚で食べることができますね。2個食べてもまだまだ全然いけますよ。ハシゴして金三角を制覇してしまいましょう!
店舗情報
住所 | 台南市中西區國華街三段181號 |
営業時間 | 8:00〜18:00 |
休日 | 木 |
HP |