台北の有名な観光スポットである龍山寺は萬華区と呼ばれるエリアにあります。この周辺は台北で最も早い時期に栄えた場所として知られ、かつて艋舺(モンガ)と呼ばれていました。今では繁華街は中山や東区にその座を譲った感があり、萬華区はすっかり下町の雰囲気が漂うエリアとなっています。龍山寺を訪れようと思っている人は多いと思いますが、是非そうった雰囲気を感じてもらえればと思います。また老舗の飲食店なども多いのでそれも楽しみの1つになるでしょう。今回は龍山寺の近くにある麺の老舗、豐原清水排骨麵を紹介します。
豐原清水排骨麵
下町の雰囲気が漂う廣州街
龍山寺と艋舺公園の間を東西に走る廣州街は夜になると廣州街夜市が開催され路上に屋台がずらりと並びます。廣州街夜市の他にもこの辺りでは華西街観光夜市や西昌街夜市夜市など一所に夜市が集まっています。
よく雑誌などで紹介されているのは華西街観光夜市ですね。行ったことがある人もいるのではないでしょうか。この辺は台北でも最も早い時期に栄えた場所として知られています。今ではすっかり下町という雰囲気が漂うエリアになっていますね〜。
豐原清水排骨麵は廣州街沿いにあり、龍山寺の入口から西へ歩いて2分ほどの場所です。以前のお店の写真を見たことがあるのですが、その写真では店名が豐原排骨麵だったと思います。同じ店で違いないはずですが、名前が変わったのかな?
豐原というのは台中市にある地名で、その豐原に廟東清水排骨麵という有名なお店があるのですが多分なにかしらの関係があるのではないかと思います。
ともかくお店に入ってみましょう。入口にオーダーシートがあるので取って席に着きます。
開いてる好きな席に座りましょう。
旨みたっぷりのスペアリブが入った麺
オーダーするのはもちろん看板メニューの招牌排骨麵。招牌というのはおすすめという意味です。
小皿料理が置いてあるので食べたい場合は自分で好きなものを取ってきましょう。大抵は店内に置いてあるのが普通だと思うのですが、この店ではビルのピロティ部分(1階の人が歩くところ)に置いてます。いいのかな(笑)。
こちらが排骨麵です。美味しそう!
招牌排骨麵(80元)
自分で取ってきた小皿料理、たぶん豚の耳かな? コリコリした食感で美味しいですよ。
小菜(30元)
排骨麵のスープはあっさりしてますが味はしっかり。スペアリブ、豚肉の唐揚げが入っているのでスープにもその旨みが出ています。
名前は排骨麵なのですが、たぶんどちらかというと排骨酥麵が正しいのではないかと思います。排骨麵というと排骨飯のように揚げた豚肉が1枚ドーンとのってるのですが、排骨酥麵は唐揚げのような豚肉がいくつも入っているのです。見た目は排骨酥麵の方が近いですよね。
この唐揚げ、コリコリした軟骨ようなものがありますが基本的に骨無しなので骨を気にせず食べられます。なかなかジューシーで美味しいですね。
麺は柔らかめです。基本的に台湾の麺は日本のようにコシのあるものは少なく柔らかいものが多いのです。最初はちょっと違和感があるかもしれませんが馴れるとあまり気にならなくなりますよ。
余談ですが、店名の「清水」が気になって店員さんにちょっと聞いてみました。豐原は台中の地名に違いないと思うのですが、清水も台中にある地名なんですよね。ただ豐原とは全然違う場所なのですが・・・
「清水も台中の清水のことなの?」と聞いてみると、そうではなく清水はお店を始めた人の名前だとか。へ〜〜、と一応納得したのですが、ホントかな(笑)。
それほどボリュームが大きいというわけではないので、いろんなお店をはしごする場合にもいいのではないでしょうか。龍山寺周辺の下町の雰囲気を楽しみながら美味しものを食べ歩きしてみましょう。
店舗情報
住所 | 台北市萬華區廣州街180號 |
営業時間 | 9:30〜2:00 日9:30〜0:00 |
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