Uberが2月10日をもって台湾での営業を終了すると発表

Uberが本日、2月10日をもって台湾でのサービスを終了すると発表。もともと中華民国交通部はUberに対して違法であるとの認識を持っており、営業許可を持たず(情報通信業の認可だけで台湾に進出している為)に配車業務を行っていることから、これまで何度も罰則が課されていて累積の罰金が11億元にもなったことが影響していると思われます。

参考:Uber 重新思考新路徑,暫停車輛分享服務

撤退を惜しむ声と政府への恨み節

Uberが台湾に進出して以来、反発していたタクシー業界と政府の締め付けにとうとう屈してしまったという形になってしまったのでしょうか。

台湾におけるUberの評判は概ね良好で、かなり支持が高かったと思います。もちろん反対の声もありますが、安くて親切という声の方が多いように思います。台湾人の友人も多くがUberを評価していました。

よくFacebookのタイムラインに、反発するタクシー業界に対して「接客態度が悪いからUberに客を取られるんだ」「反対する前に接客態度を改めろ」といった投稿を見かけました。時には日本のタクシーを引き合いに出して「日本ではタクシーの運転手はスーツを着てネクタイをして手袋までしてるんだ」という声もありました。

それだけにUberの撤退を残念がる声と政府への恨み節が聞こえてきます。

台湾のタクシーって・・・

個人的には台湾のタクシーでそれほど嫌な思いをしたことは無いのですが、まあ確かに運転が荒いというのはもうよくあることで、他にも???という経験はあります。

例えば・・・
運転中、並走していたバイクと口論を始める。後方座席であっけにとられてました(笑)。
勝手に観光案内を始める。いや、急いでるので・・・
行先の住所が書かれた名刺を渡したが目が悪すぎて見えない。ライトにかざしたり、窓の外に出して見たり、5分くらい格闘(その視力で運転したらマズイだろ)。結局大きな段ボール片があったので、これに住所を電話番号を書いてくれと言われ、その後電話で住所を確認しながらようやく到着。多分5分くらいで付くところを30分くらいかかったかな・・・ 到着したときの「俺はやったよ!!」とでも言うかのような運転手のオッちゃんの爽やかな顔が忘れられません(笑)。いやもう怒るのを通り越して笑えます。

後、聞いた話で一番笑ったのは・・・
・カラオケタクシーと呼ばれる常客にカラオケを歌わせるタクシー。しかも歌が車外に流されるという(笑)。

まあ、これからはタクシーに乗るしかないので少しでも業務態度や安全運転が改善されることを希望します。
でもUber復活してくれないかな・・・

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