台北の人気エリアの1つである迪化街。もともとは伝統的な建築様式の建物が立ち並ぶ老舗の問屋街としてそのレトロな雰囲気が魅力でしたが、最近では地元の若者がお洒落なカフェや雑貨店など次々とオープンさせ、若者にも人気のエリアとしてその魅力を増しています。今回訪れたのはその迪化街でも民権西路の北側の比較的落ち付いた住宅街にある老舗の麺店。目立たず控えめな感じで営業していますが地元では良く知られる有名店、老麵店を紹介します。
老麵店
四醤麺と呼ばれる人気メニュー
漢方や乾物を扱う老舗の問屋が多く見られる通りとして知られる迪化街は、伝統的な建築様式の建物が立ち並ぶレトロでノスタルジックな雰囲気が人気のエリア。最近はお洒落なカフェや雑貨店などが次々と出店し、更に人気が増しています。
老麵店はその人気エリアからはやや距離を置いた場所にあります。民権西路を越えて更に先に進んだ迪化街の最も北の部分です。
「老麵店」と控えめに小さな看板。この辺りは赤や黄色の派手な看板は少なく落ち着いた雰囲気でいいですね。
午前10時頃とちょっと中途半端な時間に行ったのでお客さんはいませんでした。朝食時の人波がちょうど終えた頃だと思います。お店の人もちょっと一服といった雰囲気でした。
テレビに扇風機というのがいかにも台湾の小吃店という雰囲気です。
さてオーダーですが、もちろん看板メニューの乾麺を注文。この乾麺がこちらのお店では四醤麺と呼ばれる人気メニューなんですよ。
なぜ四醤麺と呼ばれるかというと、タレに下の写真の麻醬、油蔥豬油、炸醬、鹹水の4種類が使われているからなのです。
小菜が食べたいのであれば好きなお皿を選びましょう。
滷味は食べたいものを伝えれば食べやすいサイズに切ってくれます。一応今回予習をして豬尾巴、腱子肉、豆干と書いたメモを見せて伝えようとしたのですが・・・
店員が「何それ、分かんない」といった雰囲気。おいおい、分かんないわけないだろう(笑)。
そこで休憩していたボスが登場。こちらのおじいさん。
「豬尾巴はコレ、腱子肉はコレ」とテキパキと切り分けてくれました。さすがボス(笑)
こちらのおじいさん、日本語が多少話せるのです。どうもこちらが日本人だと分かったようで「どこから来たの」と話しかけてくれました。
四醤麺調理中。
4種の調味料を合わせたタレが美味しい
出来上がり、乾麵と滷味の盛り合わせです。
乾麵(四醬麵)・小(35元)、滷味(豬尾巴、腱子肉、豆干)(100元)
綺麗な真っ白い麺が印象的な四醬麵。乾麵って麺の上にタレをかけるのではなく、タレの上に麺を盛りつけるのが特徴ですね。
よくかき混ぜて麵の下のタレと絡めていただきます。濃厚な麻醬と油蔥豬油の香りが印象的です。平打ちの乾麺もなかなか歯ごたえがあって美味しいですね。小サイズとはいえ結構ボリュームありますよ。
滷味の盛り合わせです。美味しそう。
これは豬尾巴かな。プルンとした柔らかい皮の部分が美味しい。3種の中でこれ一番好きかもです。
これはたぶん腱子肉。ジューシーでいかにも肉という感じ。
滷味を食べるときはよく選んでいる気がする豆干。定番ですね。
観光であまり来るような場所ではないのでお客さんはほとんど周辺の住人なのでしょうね。飾り気はありませんが70年ものあいだ地元に人に親しまれているいいお店ですね。おすすめです。
店舗情報
住所 | 台北市大同區迪化街二段215-8號 |
営業時間 | 9:00〜19:30 |
休日 | 日 |
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