台湾に何度も足を運んだことのある人はたぶん知っていると思いますが、台湾には名前が無い(と思われる)お店というのが結構あるのです。そういったお店は大抵、無名豆花とか無名炒麺といった具合に料理名に無名とつけて呼ばれています。ホントに名前がないのか単に看板を出してないのか、それとも無名〇〇というのが実は店名なのか・・・よく分かりません。ただ現地のブログなどを見ても人によって呼び方が変わったりするので、たぶんホントに無いんだろうなあ、と思っています。というわけで今回は台南の名前の無いサバヒーと粽のお店、新興路無名虱目魚湯を紹介します。
新興路無名虱目魚湯
廟の立派な門の脇で看板もなく営業
お店は台南駅から南西へやや離れた場所。新興路の夏林路と金華路の間あたりに三官大帝廟という廟があります。大きくて立派な門の左脇に見える建物の軒先を利用したお店が新興路無名虱目魚湯。実は店名がよく分からないのですが通称でこう呼ばれているようです。
看板など無いのではたから見るとお店とは気付かないかもしれませんね。お世辞にも立派とはいえない外観なので通りがかってちょっと寄ってみようという人はあまりいないと思います。
というわけなのでお客さんはほとんど地元の人ばかりで観光客などほぼ皆無のお店です。中心地からちょっと距離があるので歩いて来るのがつらいというのもあるかもしれませんね。
バスで来るなら台南駅発の1番のバスに乗って南税三村というバス停で降りれば歩いてすぐです。台南駅からは14個目あたりのバス停で20分弱といったところでしょうか。お金に余裕があればタクシーで来る方がいいかもしれませんね。
粽も美味しいが魚皮湯が意外にヒット
新興路無名虱目魚湯のメインはサバヒーのお粥、スープと粽。もうもうと湯気が上がっているのがスープですね、美味しそうです。
オーダーシートなどは無いので口頭で注文します。
建物の軒先なので半分屋台のような感じでローカルな雰囲気満点。朝早くから地元のお客さんでいっぱいです。
肉粽(35元)
熱々の粽を甘いタレにつけていただきます。中には豚バラ肉や卵の黄身などが入っていますよ。
魚皮湯(40元)
もちろんサバヒー粥(魚肚粥)が人気でおすすめなのですが、粽を頼んだので魚皮湯にしてみました。スープにサバヒーの皮がさらっと入っているだけかと思ったのですが、皮にわりとしっかり身がついていて食べ応えありましたね。スープもあっさりしてたいへん美味しかったです。
ちょっと中心から外れていたり、注文の仕方が難しかったりしてハードルが高いかもしれませんが、こういった名も無い美味しいお店がたくさんあるのが台南の面白いところですね。
店舗情報
住所 | 台南市南區新興路238號 |
営業時間 | 6:00~12:30 |
休日 | 日 |
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