飯糰とは台湾式おにぎりのことで、豆漿店などの朝ごはん屋さんにのメニューでよく見かけます。日本のおにぎりと違うのはまずサイズが大きいこと。1個食べれば十分お腹いっぱいになるボリュームです。そしてデンブや揚げパンといった独特の具が入っています。これが意外なことに美味しいんですよ。今回は台中の第五市場近くにある飯糰専門の人気屋台、日棧飯糰を紹介します。
日棧飯糰
台中第五市場近くの行列のできるお店
台中の第二市場と並んで美食の市場として知られる第五市場。その第五市場のすぐそばで台湾式のおにぎりを売る屋台が日棧飯糰。お店は自治街と楽群街の交差点にあり、交差点のすぐ向う側が第五市場です。
台湾式おにぎりは中国語で飯糰と言います。その姿は日本のおにぎりとは大きく異なり、一言で言うと豪快。いろんな具を詰め込んで握り固めたと言う表現がしっくりきます。
日棧飯糰の営業時間は朝6時から10時半のわずか4時間半で、この間に朝ごはんとして飯糰を買いにたくさんのお客さんがやって来ます。この日お店に着いたのは8時過ぎですがご覧のように行列が。小さなお店ですが人気があるのが分かりますね。
列に並んで順番を待ちます。
目にも留まらない速さで特大のおにぎりを次々と握っていきます。高速です。なぜこんなスピードで握るのかというと、はっきり言って熱いからです(笑)。
買った後で分かったのですが、サイズが大きいので冷めるのが遅くて熱々の状態がしばらく続きます。なかなかまともに手で持てませんでした。
お店の人は片方の手に軍手をはめてますが、そうしないとまともに握れないとおもいますよ。あ、おにぎりはビニール袋ごしに握ってるので軍手で直接握ってるわけではないですよ。あたりまえですが・・・(笑)。
サイズも具も豪快そのもの
メニューはおにぎりが大、中、小の3つのサイズと豆乳のみ。シンプルですね。
15分ほど並んで買えました。人数の割には結構時間がかかりましたね。1人で5、6個とまとめ買いしていくお客さんが結構いるんですよ。家族の分を買ってるんですかね。
デカい! そして握り方が豪快! というかテキトー(笑)
買ったのは中サイズ。ヤクルトみたいなのと並べてみました。これで中サイズですよ。
飯糰・中(30元)
具の入り方も豪快そのもの。入っているというより挟んでいるという感じですね。具は滷蛋(煮玉子)、菜脯(台湾のタクアンのようなもの)、肉鬆(デンブ)、酸菜(高菜のようなもの)、油條(揚げパン)、花生粉(ピーナッツ粉)などバラエティ豊富ですね。
台湾式のおにぎり、飯糰というと大抵どこも具はこんな感じです。揚げパンが入っているのに驚く人が多いと思います。ご飯にパンですよ(笑)。でもこれが意外に結構合うんですよね。そしてお米は糯米(もち米)なのです。
個人的にこの飯糰が大好きです。このボリュームでも意外にペロリと食べれてしまうんですよ。具が満載なので飽きない。そしてこの具がそれぞれいい味を出してるんですよね。菜脯、酸菜の塩気と肉鬆、花生粉の甘味が絶妙にマッチして、更に油條のサクッとした食感がいいアクセントになっています。
テイクアウトのみなのでホテルに持って帰って食べるか、近くにファミリーマートがあって外にテーブルがあるのでそこで食べるのもよいと思います。
店舗情報
住所 | 台中市西區自治街31號 |
営業時間 | 6:00~10:30 |
休日 | 日 |
HP |