新北市の永和区は新店渓という川を隔てて台北市の対岸に位置し、台北市で働く人が多く住んでいるベッドタウンとして知られています。MRTを使えば台北からすぐの場所なのですが、どうしても台北市内の膨大で知名度のある観光情報の影に隠れがちで観光客の姿はあまり見られません。しかしこのエリアを放っておくのはやっぱり勿体ないのですよ。今回紹介するのは永和区の楽華夜市にある蝦仁焿と呼ばれるエビ入りのとろみスープが食べることができる阿國蝦仁羹というお店です。
阿國蝦仁羹
2店並びの屋台、イートインスペースは共有
お店があるのは新北市永和区の楽華夜市。最寄り駅は台北MRT中和新蘆線の頂溪駅、又は永安市場駅で両駅のちょうど中間あたりです。駅から徒歩で約10分ほどの永平路という通りが夜市の場所になっており、永和路から中山路の間に屋台が並びます。
お店は以前紹介した楽華夜市の人気店「好吃雞肉」の隣で、2店とも同じ軒下で営業しています。
イートインスペースは共有なのでどちらのお店で注文してもOKです。もちろん両方から注文して食べることも可能ですよ。
ほっとする美味しさのエビ入りとろみスープ
店員はピンクのTシャツで統一。
店名にもなっている蝦仁羹と呼ばれるエビ入りのとろみスープの具であるエビがスタンバイしています。
メニューは羹(メニュー上では焿と書かれてますが羹と同じ意味です)と言われるとろみのあるスープが4種。看板メニュー、エビ入りの蝦仁焿、イカが入っている花枝焿、南部でよく見かける土魠魚というサワラのフライ入りの土魠魚焿。
それぞれプラス10元で麺、米粉、冬粉の3種の麺のいずれかを追加することができます。このお店でしっかり食事したいという場合は麺を入れると食べ応えがあっていいですよ。
注文したのは看板メニューの蝦仁焿。このときは隣の好吃雞肉で雞肉と雞絲飯を注文したので麺無しでお願いしました。
とろみスープの羹は肉が入っている肉羹や土魠魚焿は食べたことがあるのですが、エビ入りの蝦仁焿というのは初めてです。
蝦仁焿(45元)
スープは甘味の強い南部の味に比べてややあっさりした印象です。ぷりぷりとしたエビがほっとする美味しさのスープによく合って美味しいです。ここに麺が入るとまた一段と美味しいだろうなあ、と思いましたがそれはまた次の機会に試したいと思います。
美味しい小吃のお店が2店並んでいるのは嬉しいですね。両方からそれぞれ注文して同じテーブルで食べるというのは夜市の屋台ならではの大きな魅力の一つ。そしてここ楽華夜市は観光客のあまり来ない地域密着の夜市なのでローカルな雰囲気を楽しむことができますよ。MRTを使えばすぐなのでアクセスの心配も不要です!
店舗情報
住所 | 新北市永和區永平路147號前 |
営業時間 | 17:30~1:00 |
休日 | |
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