【食神滷味】彰化発、滷味の人気チェーン店でテイクアウトしてみる

小籠包やマンゴーかき氷といった有名台湾グルメの影に隠れていまいち知名度の低い台湾B級グルメの滷味。パッとしない見た目や注文の難易度の高さからかあまり紹介されてるのを見かけませんが、食べてみるとこれがホントに美味しいんですよ。滷味は屋台のお店をよく目にしますが、今回は台湾で広くチェーン展開されているお店を紹介します。

食神滷味(育樂店)

彰化で創業した滷味チェーン店

食神滷味は1993年に台湾中部の彰化県、員林という地域にオープンした滷味専門店で現在では台北、新竹、台中、台南、高雄など北部、中部、南部に広く展開しています。

今回訪れたのは台南の育樂店。前回紹介した台南のホステル、掘旅 Journey Hostelのすぐ近くだったので夜食を買いにちょっと寄ってみました。

お店の前に結構人が集まっていたのでちょっと時間を於いて行ったのですが、それでもまだお客さんがそこそこ集まっています。随分人気があるようです。

先ずは食材を選びましょう

店頭には食材と一緒にザルとトングが置いてあります。
先ずはザルと・・・

トングを掴んで食材選びへ。

豚肉の腸、耳、頭の部分など肉類や、もち米を豚や鴨の血で固めた豬血糕、鴨血糕など・・・

更に練り物や豆腐類など、滷味ではお馴染みの食材です。

野菜もあります。

そして必須のインスタント麺。個人的にこれは外せません。

こんな感じで選んでみました。香腸(ソーセージ)、鴨血糕(もしかしたら豬血糕かも)、豬頭皮?(すいません、ちょっとよく分かりません(笑))、玉米筍(ヤングコーン)、王子麵。

野菜はこれを・・・ 多分、青江菜(チンゲン菜)かな。

食神滷味では滷味と麻辣燙が選べる

食材を選んだら店員に渡します。すると店員がいくつか質問してきます。ここが滷味の注文は難易度が高いと言われるところ。しかし経験上ある程度予想していたので大丈夫だろうと思っていると、いきなり・・・

店員「滷味でいいの?」(もちろん中国語で)
(は? 滷味の店なんだから滷味に決まってるじゃないか・・・)と疑問に思いながら。
自分「Yes・・・」

その後は、辛さの程度や酸菜の要否など予想していた質問を受けて何とか注文完了。店員が記入している用紙をちょっと見せてもらうと・・・ ああ、そいうことか、とやっと気づきました。

食神滷味では滷味と麻辣燙(辛いスープ)の2種類があって、どちらか好きな方を選べるようです。辛いのが好きな人は麻辣燙を選んでみるのもいいですね。

この日はテイクアウトだったので半券をもらってそのまま店頭で呼ばれるのを待ちます。実はここも難易度高のポイント。このお店は半券に番号が書いてあるのでまだいいのですが、屋台などでは選んだ食材で呼ばれるムチャなところもあったりします。

イートインする場合はこちらで。チェーン店なのでしっかりした店内席があります。

テイクアウトしていただきます

テイクアウトは袋に入れてもらって持ち帰ります。

こんな感じで袋に入っているので・・・

そのまま器にいれて開けると器が汚れなくてよいですよ。

美味しそう! いただきます!

(左上)豬頭皮(たぶん)
(右上)香腸(ソーセージ)
(左下)鴨血糕(もち米を鴨の血で固めたもの)
(右下)玉米筍(ヤングコーン)
お肉がコリコリしていい食感です。鴨血糕は抵抗のある人が多いと思いますが、平気であればモチモチした食感がアクセントになっていいですよ。

(左上)青江菜(チンゲン菜)
(右上)酸菜
(下)王子麵
酸菜は日本の漬物のような味です。サービスで付いてくるので注文のときに、多め、少なめ、不要を選びましょう。
インスタント麺がやっぱり美味しい! 滷味のスープが染みていい感じになっています。

滷味はほんとにおすすめなのでもっと認知度が上がって欲しいですね。そうすれば外国人向けに注文しやすく工夫するお店も出来てくるのではないでしょうか。

まあ、いろんなやり取りをするのも醍醐味の1つなのでなんとも言えないところですね(笑)。

店舗情報

住所 台南市東區育樂街177號
営業時間 16:00〜0:00
休日 FBで告知
HP 食神滷味-台南育樂店
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