【3 COWS 三隻牛】フィレンツェ生まれのランプレドットを食べよう

大通りには大手デパートや有名ブランド店、裏通りには個性的なセレクトショップやおしゃれなカフェが立ち並ぶ日本の原宿のような東區商圈。「3 COWS 三隻牛」はその東區商圈の小さな路地にあるランプレドットサンド専門店です。ランプレドットとは牛もつを煮込んだフィレンツェの郷土料理。それをパンにはさんだ、いわばイタリアのB級グルメをここ台北で食べることができます。

※「3 COWS 三隻牛」は閉店しました。

3 COWS 三隻牛

ランプレドット

ランプレドットはイタリア、フィレンツェで生まれた郷土料理で。牛の内臓、特に第4胃(ギアラ、赤センマイ)がメインに使用され、トマトやセロリなどの野菜とスパイスと一緒に煮込みます。イタリアのモツ煮込みといったところですね。因みに牛の第4胃がそもそもランプレドットと呼ばれています。現地ではこれをそのまま食べたり、パニーノに挟んで食べたりします。

東區の路地裏の細長い店内

お店は忠孝復興の北東のブロックのやや市民大道よりの場所です。入口付近にテーブル席が1つあり、1段高くなった、うなぎの寝床のように細長い店内にはバーカウンターとテーブル席があります。装飾の控えめなシンプルな印象です。カーテンで仕切られた奥には行けないのですが、なんか気になります(笑)。

サンドイッチは3種

サンドイッチは「牛肚包(ランプレドットサンド)」「牛肉包(ボリートサンド/塩茹での牛肉のサンドイッチ)」と両方をミックスした「雙拼包」の3種類。ソースが「羅勒醤(バジルソース)」「辣椒醬(チリソース)」「綜合醬(バジルとチリのミックス)」の3種類から選べます。サンドイッチは「雙拼包」を、ソースは「羅勒醤(バジルソース)」をお願いしました。

予想外の美味しさ!

程なくして「牛肚包」が完成。これが予想以上に美味しい! 肝心のランプレドットは全く臭みが無く柔らかく煮込まれていてバジルソースとよく合います。また、驚いたのがパン。バケットのように歯ごたえのあるパンを想像していたのですが、サクッと柔らかく食べ易い。しかも確りした味のフランスパンなのでランプレドットに負けない存在感があり、本当に美味しいサンドイッチです。

牛肚包(コーラ、又はスープとセットで120元)

本場の味が増える台北

日本食もそうですが、寿司や天ぷら、そば、うどんなどが十把一からげに提供されるなど、海外の食べ物が入ってきた当初というのは何かざっくりとした印象があるものです。しかし、こうして本場の料理の詳細な味や文化を楽しめるお店が増えてくるのはよいですね。台北もそういったこだわりのあるお店が随分と増えてきたように思います。

店舗情報

住所 台北市大安區大安路一段31巷5號1樓
営業時間 12:00〜14:00、17:30〜22:00
休日
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