最近ようやく、少しずつではありますが暑さが和らいできて夜の寝苦しさから解放されつつあります。暫くは暑さが戻ったり、また和らいだりを繰り返し、涼しくなっていきますね。まだちょっと早いかもしれませんが今日は寒い日にピッタリの体が温まる小吃を紹介します。
當歸豬腳
創業30年以上の老舗
お店の場所は寧夏夜市の近く、重慶北路二段と甘州街の間の歸綏街沿いです。開店するのは夕方で夕食どきにはたくさんのお客さんで溢れます。ちょっと混雑時をはずして遅い時間に行くとそれほど混んでいませんが売り切れ次第閉店となるので注意しましょう。
當歸とはトウキという漢方に使われる植物で、血行促進や滋養強壮の効果があり冷え性や婦人病に効くそうです。これを使って食材を煮込んだものがいわゆる薬膳スープの1種。當歸というとよく聞くのは當歸鴨、あとは當歸羊肉くらいで、 當歸豬腳というのはあまり聞いたことがありません。名前でどんな料理か想像はつくのですが料理名として確立してるのかな? 店名が「當歸豬腳」。料理名をそのまま店名にしたのか、ここのオリジナルなのか、そこは分かりませんが間違いなく美味しい當歸豬腳が食べられるお店です。
看板に大きく「重慶30年老店」と書かれています。しかし少なくとも10年ほど前から書かれていたという噂なので実際には創業してから40年以上経っているのではないでしょうか。
メニューはシンプル。口頭で欲しいものを伝えます。當歸豬腳は綜合豬腳と腿肉に2種類あるようです。腿肉は比較的脂身が少なくあっさりしています。お好みで選びましょう。
注文したら席で待ちます。屋内の他、店先の歩道にもいくつかテーブルがあるので空いてる場所を探しましょう。
意外にあっさりした味
當歸豬腳(綜合豬腳)(75元)、魯肉飯(24元)、燙青菜(30元)
スープは見た目は味が濃そうですが思ったほどくせも無く意外にあっさりしています。体に良さそうな當歸の味が染みわたります。豚肉は煮込みというよりゆで豚のような印象で淡泊な味です。付け合わせのタレで食べる方が美味しいです。
付け合わせのタレと一緒にいただきます。パサパサし過ぎずジューシーで美味しいですよ。今回は魯肉飯を一緒に頼んだのですが、ご飯と一緒に食べたいという方は白飯を頼むと良いと思います。
店舗情報
住所 | 台北市大同區歸綏街181號 |
営業時間 | 16:30~売り切れまで |
休日 | 月、毎月第1、3日 |
HP |