台中市の西屯區、新光三越近くにある下町の風情が残る小さな一角があります。ほぼ住宅が占める通りは表に洗濯物を干していたり、時にはたき火をしていたりと、とても生活感に溢れています。また小さな屋台では野菜や果物が売られていて近所に住む人々が買い物をする様子が伺えます。今回はそんな庶民的なエリアで営業する小さなカフェを紹介します。
The Porch 前廊咖啡
下町の風情が残る杏林路周辺
杏林路は大きなバスターミナルがあることで知られている朝馬のやや手前(台中駅側)にある小さな路地です。台湾大道を挟んで反対側は新光三越や大遠百、市政府、臺中國家歌劇院などがあり台中でも最も開発が進んでいるエリアの1つでもあるのですが、杏林路周辺はまるで取り残されたかのように昔の雰囲気を残した庶民的なエリアです。
ほぼ2階建ての建物ばかりで高層ビルが立ち並ぶ三越側のエリアとは対照的です。飲食店も少なく商業エリアではないので人通りも多くありません。個人的な印象ですが、朝方この辺りを歩いているとのんびりとした何とも言えない懐かしいような気分になるので気に入ってます。
街並みに馴染んだお洒落なカフェ
そんなエリアの一角に下町の風情に馴染んだお洒落なカフェがあります。看板が無く外から見ても店名が分からないのですが「The Porch 前廊咖啡」という名前のカフェです。通りに対して扉がなく店内が全てオープンになっていて開放的な印象です。前廊とは「屋根付きの玄関」といったような意味があるのですが、そんなイメージを意識しているのでしょうか。
カウンター席だけの小スペース
実はこの付近にあるホステルをよく利用していたのでこの辺りはよく知っていて、お店の前もよく通っていました。その度に気になってはいたもののなかなか利用する機会が無くて素通りするだけだったのですが、ちょっと時間を作って入ってみました。カウンター席だけの小さな店内で、ちょっとコーヒを飲みながら会話を楽しむといった、バーまたはコーヒースタンドといった感じですね。
メニューをみて初めて店名が分かります(笑)。メニューの数はそれほど多くはないのですが、こんなところ(と言っては失礼なのですが)でもスペシャルティコーヒーを扱っているのは驚きました。
カフェラテを探したのですが・・・カフェラテが無い。ということでカフェオレ(牛奶咖啡)を注文したのですが、作り方を見てるとどうみてもカフェラテ(笑)。メニューが間違ってるのかな?
牛奶咖啡(カフェオレ)(たぶんカフェラテ・・・)(90元)
この周辺はホステルが数件あるので(このカフェも2階がホステルになっているようです)宿泊者がこの付近を歩いていることはありますが観光客はほぼゼロ。確かにあまり観光で来る場所ではないと思いますが、新光三越や臺中國家歌劇院に来ることがあったらちょっと寄ってみてはどうでしょうか。何とも言えない味のある雰囲気が新鮮に感じるかもしれませんよ。
店舗情報
住所 | 台中市西屯區杏林路79號 |
営業時間 | 9:00〜22:00 |
休日 | |
HP | The Porch/前廊咖啡 |