米糕といえばケーキのように円柱の形に盛りつけられたイメージを想像するかもしれませんが、南部ではちょっと違うスタイルの米糕が一般的です。魯肉飯や肉燥飯と同じような見た目で、蒸したもち米を器に盛って豚肉や魚鬆(魚のでんぶ)などの具をのせたものが南部スタイルの米糕。台南ではこの米糕を売っているお店をよく見かけます。そんな中から今回は75年以上の歴史をもつ米糕のお店を紹介します。
蔡家米糕
フードコートのように飲食店が集まった石精臼點心城
民族路沿いの赤崁樓をちょっと過ぎた辺りに石精臼點心城という飲食店が集まった施設があって、ちょっとしたフードコートのようになっています。蔡家米糕はこの中にあるお店の1つです。
75年老店と看板に書いてます。この看板を掲げた時点で、ということなので最低でも75年、実際にはどのくらいなんでしょうね。
ここの米糕は香辛料がきいて美味
このお店での注文はオーダーシートに記入するタイプで安心のシステム。記入して店員に渡したら、後は席で待つだけです。
凄い鍋(笑)・・・ 流石は老舗、年季を感じさせます。煮込まれてるのは肉燥かな?
米糕(小)(40元)、魚皮湯(50元)
蔡家米糕の米糕。もち米に肉燥(豚肉を甘く煮こんだもの)、魚鬆(魚のでんぶ)、ピーナッツ、香菜をのせています。
見た目は普通の米糕ですが、一口食べると独特の風味が口の中に広がります。たぶん八角かな? いや、これはが香辛料が効いてて美味しい! 八角の香りが苦手な人はちょっと抵抗あるかもしれませんが、気にならない人にはおすすめです。自分はむしろ好きなのでこの米糕の味は大好きです。
こちらは魚皮湯。名前の通り魚の皮入りのスープです。皮とは言っても結構身がついてますよ。あっさりした味なので濃い味の米糕にはピッタリ。
脂がのった身は旨みがあって美味しいです。タレにつけて食べても美味しいですよ。
2品で90元。500円もいかない安さですよ。安くて美味しくてサッと気軽に食べられるお店が多いのは、ほんとに台南の大きな魅力だと思います。
店舗情報
住所 | 台南市民族路二段230號 |
営業時間 | 9:30〜0:00 |
休日 | 火 |
HP |