【克林台包】台湾人も認める美味しさ、創業60年を超える老舗の八寶肉包

日本人にとってはラーメンや炒飯と同じくらい親しまれている肉まんですがやっぱり本場の肉まんって食べてみたいですよね。台湾でももちろん食べることができます。台湾では早餐店と呼ばれる豆乳や揚げパンなどを扱う朝ごはん専門店でよく売られている他、肉包(肉まん)をはじめとするさまざまなバリエーションの包子を扱う専門店もあります。今回は包子の専門店であり、自らの包子を「台南人の包子」と謳う台南の克林台包を紹介します。

克林台包

ネットランキングで5位になった人気店

克林台包は台南で60年以上の歴史がある肉包をはじめとする包子の専門店。お店は府前路と南門路の交差点にあり、包子の写真入りの大きな看板が掲げられています。その看板には「台南人的包子(台南人の包子)」という文字があり台南の味であることを売りにしていることが分かります。

実はこのお店「DailyView 網路溫度計」というサイト(旬のニュースや出来事にまつわる事に対してネット上で投票を呼びかけ、その結果のランキング発表を行っています)が昨年の10月に台湾で人気の包子店というテーマで投票を行ったところ見事5位に輝いたのです。

お店のそこここに見かけるこのキャラクターは克林台包のマスコットのようです。モデルは初代オーナーの劉錫堃さんらしいです。子供の頃の写真が天然パーマだったようで、それを表した巻き髪が特徴。名前は小月というのです。

肉包はお店の外の窓口から買えるのですがちょっとお店の中へ入ってみました。肉包をはじめとする包子以外にも緑豆餅や蛋黄酥などお菓子系の商品もたくさん扱っています。

台南の伝統菓子、椪餅。こちらでは膨餅という商品名で販売されています。ちなみにここの椪餅は隣のスイーツ店、鳳凰印象で使われているものなんですよ。

看板メニューの八寶肉包

さて、改めて注文をしましょう。豚肉の餡に臭豆腐を加えた麻辣臭包子、黑木耳(キクラゲ)、金針菇(エノキ)、香菇(シイタケ)などキノコがたっぷり入った菇菇包、タロイモの餡が入った紫米芋頭など、けっこういろんなラインナップがありますね。

注文したのはもちろん八寶肉包。60年以上に渡って受け継がれてきたレシピで作られる克林台包の看板メニューなのです。

八寶肉包は1個30元。安いですね。

八寶肉包(1個30元)

ガブっと一口。フカフカの皮の中には餡がずっしりと。餡には厳選された豚肉、ネギ、シイタケ、更に鴨の卵の黄身が入っていて独特の香辛料の香りがします。この香りが苦手な人にはちょっと抵抗があるかもしれないので好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

個人的には好きな味なので美味しくいただきましたよ。

お店の目の前に広い公園があるのでそこで食べるのもいいですね。

店舗情報

住所 台南市中西區府前路一段218號
営業時間 8:00〜22:00
休日  
FB 克林台包
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