【林青霞腳踏車咖啡】自転車販売から始まったコーヒー界のブリジット・リン

台中にある小さな小さなカフェ、林青霞腳踏車咖啡。オーナーはもともとはバイクカフェから始めたという努力の人。小さなお店ながらも知名度は高くテレビをはじめとするメディアにも度々取り上げられています。台中のカフェは結構いろんなところに行きましたが、たいていどのお店の人も林青霞腳踏車咖啡のことはよく知っていますね。実は3年ほど前から台中に来るたびに訪れていたのですが、いつも運悪く閉まっていました。そしてこの度やっと入店することができたのでそのときの様子を紹介します。

林青霞腳踏車咖啡

あの有名女優と同姓同名

この店名を見て「え?」と、あることに気付いた人はかなりのアジアン映画通か台湾通。林青霞がオーナーの名前なのですが、台湾出身の大物女優ブリジット・リンと同姓同名なのです。有名なところではポリス・ストーリーや恋する惑星に出演していたと言えばピンとくる人もいるのではないでしょうか。というわけで台湾の人にしてみると一度見ると忘れられないインパクトのある店名なのです。

林青霞腳踏車咖啡は精明二街の大墩十九街と大隆路の間にある自家焙煎のカフェです。よく見るとお店は建物の脇の小さな倉庫のような一角を改装しているのがわかります。店頭には自転車がディスプレイされているのですが、もともと自転車でコーヒーを販売していたバイクカフェだったのです。

入口もかなりの狭さ。ちょっと雑然とした印象ですが・・・

創業当初バイクカフェとしてコーヒーの販売を行っていたときに実際に使われていた自転車です。今はお店の入口でお休み中。

小さなスペースのカフェながらしっかりと焙煎機も稼働しています。

外観からも分かるように店内も極狭のスペース。これは以前紹介した台北のSideWalk Espressobarに匹敵する広さではないでしょうか。

テーブルはなく小さな椅子が3つ並んでいます。奥にソファが置いてありますがこの日は作業スペースになってしまっていますね。

メニューはもちろん自家焙煎のコーヒー

お店は小さくてもメニューはしっかりしています。もちろんコーヒーは自家焙煎の豆を使用したもの。種類も豊富なハンドドリップのシングルオリジンに、カフェラテやカプチーノ、キャラメルマキアートなでのエスプレッソベースもあります。

日本から来た・・・ということでインドネシアのマンダリンをおすすめしてくれました。日本の喫茶店で飲むコーヒーに近い味だということです。

確かに酸味はさほど感じられず深いコクがある味ですね。美味しいです。

印尼 黃金曼特寧(インドネシア マンダリン)(160元)

マンダリンの後に哥斯大黎加(コスタリカ)を試飲させてくれました。こちらは対照的にフルーティーな酸味が感じられます。

焦糖拿鐵(キャラメルラテ)(110元)

拿鐵(カフェラテ)(100元)

「在有咖啡的地方沒有陌生人」外壁に掲げられた大きなポスターに書かれた言葉。コーヒーがあるところに知らない人はいない・・・かな。つまりコーヒーがあればみんな友達、というような意味でしょうか。

狭いお店だからこそ林青霞さんやお客さん同士の距離が近く、コーヒーを通していつの間にか親しくなってしまうのですね。

店舗情報

住所 台中市西屯區精明二街49號
営業時間 9:00〜19:00(火曜は17:00まで) 土日12:00〜19:00
休日
FB 林青霞腳踏車咖啡
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