台湾の朝ごはんってどんなものを想像するでしょう? 豆漿店で食べる蛋餅、燒餅、油條、小籠包など。早朝、街のいたるところで見かける早餐店のサンドイッチや台湾式のハンバーガー。路上の屋台で売られている台湾式おにぎりの飯糰、といったところがよく知られているでしょうか。これが台湾の地方都市に行くと結構特色があるんですよね。台湾中部の大都市、台中の朝ごはんも独特でなかなか面白い。今回はその1つである大麵羹と大麵羹の人気店、台中大麵焿を紹介します。
台中大麵羹
台中公園近くの人気店
ここは台中市中区にある公園路。公園路というくらいなので近くに公園があるわけで、向うに見える緑の多いところが台中公園です。日月湖という池のある台中でも比較的大きな公園なんですよ。
その手前に見える赤い看板の、いかにも古めかしい建物のお店が台中大麵羹。今日はここで朝ごはんを食べようということでやってきました。
この看板、いい味だしてますね。お店に着いたのはまだ7時前なのですがもうお客さんが結構来てますね。朝からご飯を外で食べるというのはまさに台湾ならではの風景です。
建物のピロティ部分にも席を出しているので店頭はこんな状態でこれも台湾ならではの風景。あちこちこんな具合なので道を歩くときに苦労するんですよね(笑)。
トロトロに煮込まれた大麵焿
さて、注文です。オーダーシートは無さそうだったのでメニューを見ながら口頭で注文します。大麵焿はもちろん必食。あとおすすめ(招牌)のなかから焼肉を注文しました。
注文を終えたら席に着いて待ちます。
結構写真を撮ってるお客さんが多いんですよね。日本ではまず名前を聞くことのないお店ですが、それだけ人気のあるお店ということなんでしょうね。
卓上には台中の食事の友、辣椒醬(左)が常備。地元の人は結構いろんなものにかけて食べます。そんなに辛くないのでお好みでどうぞ。右のはたぶん辛いので注意です。
それはど待つことなく料理はすぐにやって来ました~。
メインの大麵焿、30元は安い! 麺の上にトッピングされた油蔥酥(刻んだ玉ねぎを揚げたもの)がいい香りです。
大麵焿(30元)
日本人ならこの見た目から煮込みうどんを想像しますよね。ところが初めて食べる人は食感が全然違うのに驚くと思いますよ。なぜなら麺がトロトロで柔らかく、いわゆるコシというものがありません。
煮込みうどんをイメージしてると「あれっ?」と思うかもしれませんがこれが大麵焿の特徴なのです。うどんよりもお粥という感覚で食べるとよいと思います。先入観が邪魔をすると違和感が出て来てしまうのですが、こういうものだと分かっていればなかなか美味しいんですよ。
大麵焿のお店には結構よく置いてある燒肉。日本の焼肉とは全く違って豚肉に衣を付けて揚げたものです。大麵焿より高いんですよね(笑)。
燒肉(35元)
日本ではあまり知られてない食べ物ですが、この燒肉って美味しいんですよね。自分もこれは台湾の好きな食べ物の1つです。衣が赤い紅燒肉っていうものあるんですが、以前市場で見かけて何となく買って食べてみたら美味しくてはまってしまいました。
結構ボリュームがあったのでお腹いっぱいです。朝ごはんには充分ですね〜。食べたあとは腹ごなしに近くの台中公園を散歩するのはどうでしょう。早朝の公園の散策は気持ちいいですよ。
店舗情報
住所 | 台中市中區公園路16號 |
営業時間 | 6:00〜13:00 |
休日 | |
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