台中市中心部にある繁華街の1つ、一中商圏エリアには古くから続く有名な老舗かき氷店が2店あります。1つは以前紹介した一中豐仁冰。そしてもう1つは今回紹介する豐仁冰創始店。同じような名前なのですが別々のお店です。一中商圏は3つの学校(國立臺中科技大學、臺中市立臺中第一高級中等學校、國立台灣體育運動大學)に囲まれた学生の多い賑やかなエリアですが、2店ともメインエリアからはやや外れた場所にあります。にも関わらずどちらも人気の絶えない地元の人々に親しまれるお店なのです。というわけで今回はその豐仁冰創始店へ行ってみましたので紹介したいと思います。
豐仁冰創始店
60年以上続くオリジナル商品の豐仁冰
豐仁冰創始店は台中公園から雙十路を北へ進んだ台中市立體育場の向かいにあります。小さなお店ですがブルーに赤い文字で豐仁冰と書かれた看板が目立つのですぐに分かると思います。
初代の陳豐仁さんという人が手押し車でかき氷を販売したことから始まり、現在は二代目が引き継いでいるそうです。初代の名前から豐仁冰という商品名となり、そして店名となっているわけですね。
長机と小さな椅子が置かれただけの簡素な店内。いかにもローカルな雰囲気でいいですね。人気が出てくると改装して豪華な店舗に変貌するお店もあったりするのですが、できたらこのままの路線で行ってほしいものです。
お店の歴史を説明した内容が書かれていますね。読めませんが何となく分かります。
看板メニューの豐仁冰以外にもいろいろと種類があります。
結構いろんなバリエーションがありますが、やっぱり最初に食べたいのは豐仁冰。真ん中に大きく写真入りで紹介されている「綜合豐仁冰」ってやつですね。
豐仁冰はメインの綜合豐仁冰以外にも紅茶豐仁冰、酸梅豐仁冰、鳳梨豐仁冰という3種類がありますよ。
滑らかな舌触りの氷が美味しい
というわけで綜合豐仁冰をいただきます。綜合ということでトッピングが豊富。大紅豆、粉圓(タピオカ)、芋圓(タロイモ団子)、地瓜圓(サツマイモ団子)、それに自家製のアイスクリームがのっています。
綜合豐仁冰(50元)
氷がまるでシャーベットかフローズンのように滑らか。シャリシャリとして程よい甘さで美味しい。綜合豐仁冰の氷のフレーバーは基本的に鳳梨(パイナップル)味ですが、希望であれば紅茶か酸梅にも変えてくれるようです。
酪梨牛乳(アボカドミルク)、木瓜牛乳汁(パパイヤミルク)、西瓜牛奶(スイカミルク)などジュース類もおすすめ。他にも冰沙(スムージー)や土司(トースト)があったりと昔懐かしい台湾のスイーツ店の雰囲気が楽しめますよ。
店舗情報
住所 | 台中市北區雙十路二段15號 |
営業時間 | 9:00〜22:30 |
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