
台湾では料理やお菓子にピーナッツ(花生)がよく使われます。代表的なお菓子でよく知られるのがピーナッツを砂糖、麦芽糖で固めた花生糖。夜市でも売られているのをよく見かけるので食べたことがある人も多いのではないでしょうか。今回はその花生糖をさらに加工したおやつを販売する台南の屋台「土豆伯府城花生糖」を紹介したいと思います。
土豆伯府城花生糖
創業は1946年の老舗屋台
台南の観光スポットとして知られる祀典武廟前にやって来ました。正面に見える建物は祀典武廟の付属廟である武廟馬使爺廳です。その手前の路上にポツンと屋台を出して営業しているのが「土豆伯府城花生糖」。
小さな屋台ですが創業はなんと民國35年(1946年)。約80年もの歴史がある老舗なのです。
販売している花生糖は2種類で「無輾花生塊」とパクチーを挟んだもの。パクチー有りは「香菜大盒」と「香菜小盒」があります。
すでにできあがっているものが1パックだけありました。
パクチー有りはブロック状の花生糖を薄く伸ばして作ります。
まずはこのように花生糖を軽く炙ります。
そして適当な大きさに切り・・・
ローラーで伸ばしていきます。
伸ばした花生糖を折りたたみ再びローラーにかける、というのを数回繰り返し・・・
端を切って成形。
パクチー(香菜)を巻いていきます。
一口サイズに切って出来上がりです。
意外に合う香菜と花生糖
とうわけで花生糖を2種買ってみました。
香菜小盒(90元)、無輾花生塊(100元)
人気なのはもちろんパクチーを挟んだ花生糖。料理のトッピングとしてはよく見ますが果たして花生糖に合うのか・・・
これが意外によく合う、と個人的には思うのですがね・・・ 甘い花生糖といっしょに食べてもパクチーの存在感が健在なのはさすがですね。まあパクチーが苦手な人はどうにもならないかもしれませんけどね。
「無輾花生塊」はローラーで伸ばす前の状態の花生糖でピーナッツが原型をとどめています。当然ながらパクチーは無しです。
これはこれで美味しいのですが強烈に歯にくっつくんですよね。ほんと歯がとれるんじゃないかと思うくらいの粘着力。伸ばした方はわりとサクサクと噛めるのでローラーにかけるとこんなに違うものかと感心しましたね。
パクチーが好きな人、またはあまり気にならない人はちょっとしたおやつに買ってみてはいかがでしょうか。
店舗情報
| 住所 | 台南市中西區永福路二段200號 | 営業時間 | 10:00~16:30、土日10:00~17:00 | 休日 | 月火 |








