
台北の人気観光スポット迪化街。台北に旅行に出かける人の大半が外さない場所ではないでしょうか。特に南京西路よりの永樂市場の辺りは観光客が大勢集まるエリアですね。市場周辺には古くて味のあるお店が多くメディアでも取り上げられる有名な飲食店が軒を連ねます。そんな中で新しいお店も次々に現れ新旧入り混じった活気のある雰囲気を感じます。今回はその永樂市場近くに2022年末にオープンした「純真豆花」に行ってみました。
純真豆花
永樂市場近くの小さなお店
永樂市場の東側、民樂街沿いで営業する「純真豆花」に行ってきました。
水果店(果物屋さん)と刀剪(刃物を研ぐ)の店に挟まれた白い小さなお店です。
店頭で風にはためく氷旗。
とても小さなスペースのお店ですが一応イートインスペースもあります。両側の壁沿いに数席ずつ。
それに店頭にもテーブルが2つあり。数人ですぐに満席になってしまいますが回転はわりと早いようです。
注文はカウンターで口頭で行います。
メニューはかき氷(招牌特色冰品)が7種、豆花が4種、そして愛玉(手洗阿里山野生愛玉)も1種あるようです。
また、かき氷の「台式炒糖刨冰」と豆花の「台式炒糖豆花」はトッピング(配料)が選べます。トッピング(配料)は台湾ではお馴染みの紅豆(あずき)、粉粿、綠豆、珍珠(タピオカ)などなど10種類以上。
かき氷では特におすすめの3品「太妃糖珍珠奶茶冰」「若竹抹茶紅豆冰」「芋頭艦隊冰」が写真で紹介されていました。値段も他より倍以上してますね。
トッピング(配料)も一部写真が付いてますが、おすすめということかな?
ショーケースからトッピング(配料)が見えるので実際に見て決めるとよいですね。
器から溢れるタロイモペースト
見た目で決定、かき氷メニューから「芋頭艦隊冰」を注文しました。
芋頭艦隊冰(180元)
こんもりと盛られたかき氷に滝のように芋泥(タロイモペースト)を流しかけた一品。器から溢れるのもお構いなしの豪快さです。練乳かと思ったやや茶色がかったソースは牛奶糖醬なんだとか。キャラメルソースといったところでしょうか。
さらに別盛りの芋圓(タロイモ団子)付き。最初からかき氷の方に盛り付けてしまうと冷えて固くなってしまうから別にしてるのかな?
ひんやりとしたサラサラの氷とまったりした口当たりの甘いタロイモペーストという一見衝突しそうな組み合わせですが食べると意外に相性が良くて美味しい。
氷とタロイモペーストだけかと思ったら中から蜜芋頭(タロイモを甘く煮たもの)と義式奶酪(パンナコッタ)が出てきました。
ゴロっと大きな蜜芋頭。ほくほくした食感で食べ応えあり。氷の中で冷やされたパンナコッタも甘さ控えめでいい感じです。芋泥、芋圓、蜜芋頭とまさにタロイモ尽くし、いやこれはもうタロイモの暴力と言いたくなるほどの破壊力ですねー。
店名が「純真豆花」なのでやはり豆花も食べてみなくては、ということで再訪して豆花をいただきました。注文したのはトッピング(配料)が選べる「台式炒糖豆花」。トッピングは1種(50元)または2種(55元)選ぶことができます。というわけで2種にして1つは定番の紅豆(あずき)、もう1つは普段あまり選ばないものを、と鳳梨(パイナップル)を選びました。
台式炒糖豆花(九號紅豆・鳳梨)(55元)
ちょっと見慣れない組み合わせになりましたね。
やはりつるっとした滑らかな舌触りが豆花の魅力ですねー。豆花自体の味はそれほど主張がないのでシロップとトッピングが重要だったりします。
シンプルですが豆花によく合うのはやはり紅豆(あずき)ですね。味がバラバラにならず一体となった美味しさを楽しめます。
甘酸っぱさが以外に豆花と相性がよかった鳳梨(パイナップル)。これはなかなかおすすめかも。
永樂市場周辺には有名店が多く人気のあるスイーツのお店もいくつかありますがこちらのお店もぜひ訪問する候補に入れておきたいところですね。
店舗情報
住所 | 台北市大同區民樂街43號 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
休日 |