蛋黃酥とは鹹蛋黃と呼ばれる塩漬けのアヒルの卵の黄身と紅豆餡(あんこ)を包んだ中華菓子の1種。台湾といえば観光客的には鳳梨酥(パイナップルケーキ)が有名ですが蛋黃酥も中華菓子店に行けば必ずと言っていいほど売られている代表的な存在です。蛋黃酥が人気のお店は台湾各地にいくつかありますが彰化の「不二坊」は間違いなく名前があがる超人気店です。
不二坊
平日の朝でも行列が・・・
彰化で常に大行列ができるお店として有名な「不二坊」にやって来ました。お店の場所は中正路と永安街の交差点付近。
営業時間は午前と午後の2部制で午前は9時から12時、午後は2時半から6時となっていますが売り切れ次第終了です。
もうすぐお店に到着というときが開店時間の9時を回った頃だったので「まだ早いし混んでないよね」「いや、開店前から行列ができてるかも」。と独り言を言いながらお店の前までくると・・・ やっぱり行列でできてますよ。
いや、でも思ったほど人は多くないんじゃないか? ネットで見る写真ではもっと凄まじい行列だったのでちょっとホッとしましたね。でも平日の朝9時ということを考えるとやはりすごい。
ちなみに写真・動画撮影禁止のようなので遠目からの写真のみ。現在は店内に入ることはできないみたいです(もしかすると時期や時間帯によるのかもしれませんが少なくともこのときは不可)。入り口に店員さんがいて口頭で注文して購入します。
列に並ぶときの注意書き。
それにしてもお客さんの買っていく蛋黃酥の数がすごい。みんな1人で何箱も買ってるんですよ。こんなに買ってどうするんだろ? 近所の人に配るのだろうか。
蛋黃酥の料金は6個入り300元、15個入り750元、20個入り1,000元。ばら売りは1個50元。
購入する際の注意書きがあるのですがその内容が・・・
・1人120個まで。
そんなに買う人うるのか(笑)っているんでしょうね。
・購入は1回のみ、繰り返し列に並ぶのは不可。
・代理購入は不可。
・身長140㎝未満の子供の購入は不可。
赤ちゃん連れて1人分にカウントして購入する人が過去にいたんだろうな・・・
・列に割り込み禁止。
これは当然ですね
というわけで6個入りを1つ購入。みんな大量に買って行く中でなんか申し訳ない気分になりましたよ・・・
食感と味のバランスが秀逸
15個入り、20個入りは立派な箱に包装されているのですが6個入りは簡易なパック入りで販売。まあ自分で食べる分なのでこれでじゅうぶんですね。
蛋黃酥(6個入り)(300元)
外側はパイのような生地でゴマが少量塗されています。
中には鹹蛋黃が入っていてそれを紅豆(あずき)餡が包んでいます。紅豆餡がすごくきめ細かくて滑らかな舌触りなのが印象的。そしてその紅豆餡の甘さとは対照的に鹹蛋黃のほんのりしょっぱい味がまたよい。
サクサクの生地、甘くて滑らかな紅豆餡、塩気のある鹹蛋黃という食感と味のバランスがうまくとられているのが蛋黃酥の魅力ですね~。
店舗情報
住所 | 彰化市中正路一段293號 |
営業時間 | 9:00~12:00、14:30~18:00 |
休日 | 月 |