台湾には名前の無いお店というのがよくあります。例えば「榕樹の下〇〇」「△△街〇〇」「阿婆〇〇」(〇〇には料理名が入る場合が多い)とか場所や売る人を表している店名のお店は実は店名がないということが多いのです。またはストレートに無名〇〇といった呼び名のお店もあります。日本ではちょっと考えられない文化ですよね。ところが自分でわざわざ無名と名乗るお店もあって、面白いというか混乱するというか、それともテキトーなのかよく分かりません。ということで今回は台南の「無名豆花」を紹介したいと思います。
無名豆花
一般住宅の軒先のようなお店
無名豆花は台南に2店あり1つは北区の北忠街沿い、もう1つは永福路沿いにあります。今回訪れたのは北区のお店。比較的新しい永福路の店舗に比べて、こちらはなんだか一般のお家の軒先のような感じです。
台湾には店名が無いため「無名〇〇」(〇〇には料理名が入る場合が多い)といった呼び名のお店がよくあるのですが、ここは自ら「無名豆花」という暖簾を掲げてます。
無名といいながら台南では有名なお店で美味しい豆花が食べられると人気なのです。
店内のようなそうでないような、ほとんど外ですがテーブル席があってイートインできます。
家族で豆花を食べる様子、なんだかほのぼのとした光景です。
豆花のみで25元、トッピング付きで30元です。トッピングは1種類5元でプラスすることができます。紅豆(あずき)とか珍珠(タピオカ)の豆花はよくありますが、莓(イチゴ)、巧克力(チョコレート)ってどんなのでしょうね。ちょっと気になります。オーダーシートはないので口頭で注文しましょう。
プルンとほどよい柔らかさの豆花
オーソドックスな紅豆豆花を注文しました。見た目は今一つですが甘さのしっかりした紅豆は豆花によく合います。
紅豆豆花(30NTD)
豆花はプルンとしたほどよい柔らかさ。濃厚な大豆の香りも楽しめます。甘い紅豆といっしょに食べるとまた一層美味しいですね。甘さ控えめが好きな人は檸檬豆花や珍珠豆花などがおすすめです。
フラッと気軽に立ち寄って美味しい豆花が食べられるおすすめのお店ですよ。
店舗情報
住所 | 台南市北區北忠街176號 |
営業時間 | 10:00~17:30 |
休日 | 火 |
FB | 無名豆花 |