眷村をリノベーションした台中のおすすめスポット「光復新村」

台湾ではかつて眷村であった建物がリノベーションされ観光スポットとして人気のある場所がいくつもあります。特に有名なのは台北の「四四南村」ですね。実は台中にも同じようなスポットがあるのです。例えば「レインボービレッジ」で知られる「彩虹眷村」。台中でも5本の指に入る人気スポットではないでしょうか。また、あまり知られていませんが霧峰区にある「光復新村」も地元ではかなり人気のある眷村を利用したスポットなんですよ。

光復新村への行きかた

光復新村」は台中の中心部からはちょっと離れた場所にあるのでバスかタクシーで行くのがよいでしょう。

今回は台鉄台中駅前からバスで行ってみました。「光復新村」へ行くには50番の路線のバスに乗ります。台中駅前にはいくつかバス停があるのですが巧合大飯店(Chance Hotel)の前にある「臺中車站(成功路口)」から乗るので間違えないように注意しましょう。

※画像は臺中市政府交通局 HPより引用

こちらが「臺中車站(成功路口)」のバス停です。

台中駅を左に見ながら出発です。

約30分ほどで目的地のバス停「光復新村圓環」に到着。

ここのバス停はちょっとレトロな感じ。

光復新村圓環」という名前の通りバス停の前はロータリー(圓環)になっています。

光復新村」とはかつて眷村であったこの辺り一帯を指すのですが、古い民家をリノベーションして観光スポットとなっているのは「摘星計畫區域」(下図の濃い色のエリア)と呼ばれている場所です。

バス停(下図では「市場」と書かれた左の円の部分)から1ブロック離れた場所にあり歩いて1、2分ほどで見えてきます。

Googleマップだと赤い丸のエリアが「摘星計畫區域」。

ロータリーのすぐ目の前にある「光復新村供應市場」。

途中には屋台がいくつか並んでいます。この日は日曜日だったのですが、平日だともしかすると屋台は出ていないかもしれません。ちょっとそのあたりは不明。

というわけで「摘星計畫區域」に到着です。

光復新村の雰囲気

週末の「摘星計畫區域」は大勢の人で賑やか

光復新村」のエリア自体は常に開放されているのですが店舗はそれぞれ独自に営業しています。多くの店舗は週末のみ営業しているので平日にここを訪れる人はほとんどいません。しかし週末になると大勢の人がやって来てかなりの賑わいになります。

※2022.9.1追記
現在は平日も営業しているお店がわりとあるようです。

やっぱり若い人が多いのかな? と思っていたのですが、意外にも家族連れや観光客らしき人の姿が多かったですねー。

古びた煉瓦の塀と街路樹が並ぶ路地が何ともいい雰囲気です。

リノベーションといっても建物の外観はほとんど手を付けてないようなので、昔のままの姿を観ることができるのも一つの楽しみです。

至る所にフクロウのオブジェ

光復新村」の「摘星計畫區域」にはどういうわけかフクロウのオブジェがあちこちに見られます。マスコットなのでしょうか? こちらはずいぶん本格的な人形ですが・・・

他にもこういった手作りっぽいフクロウがたくさんいるんですよ。

これはなかなか手の込んだアート。

ベンチにもちょこんとフクロウが。

こちらは木彫りのフクロウ。よくできてますね。

なんか関係ないやつもいますが(笑)。

出店しているお店はさまざま

さて、ここでは古い建物を利用してさまざまなお店が出店しています。路上にこのような店舗の配置図が設置してあるので参考にしましょう。

こんな華やかなマップもありましたよ。

比較的大きなこの建物にはインフォメーションセンターがあるみたいです。

ひときわ人が多いこちらのお店は「人人好工坊」という飲料店のようです。

この瓦屋根の日本風の建物では「咕嚕 ゴロゴロ」「散水 さんすい」の2店が営業しています。

左側には「咕嚕 ゴロゴロ」という手作りのスイーツを販売するお店。ここのパイナップルケーキがとても美味しいのでおすすめです。

右側には「散水 さんすい」というカフェ。日本風だというかき氷が人気です。

パン屋さんもありますよ~。

焼きたてのクロワッサンを販売している「BiColor現烤可頌。畢卡樂」。

同じくベーカリーの「天天烘焙」。

ここもベーカリーのようです。2階建ての建物に入っているのは「許愿」。

お茶を販売している「它好好 It's so good」。ここは建物がわりときれいですが改装したのかな。

ここもけっこうお客さんが多かった飲料店の「魯西歐咖啡」。

※2022.9.1追記
現在は「魯西歐 LUCEO CAFE」という店名でカフェとして営業しているようです。

食事ができるお店もあります。こちらはピリ辛の麻辣滷味が人気の「劉姐廚房」。

※2022.9.1追記
「劉姐廚房」は閉店しているようです。

麺料理のお店「麵粉遇到水」。

※2022.9.1追記
現在は台中第五市場近くに移転しています。

ここは映画関連のお店のようですね。

研妍堂芳療香氛手作」というアロマテラピー関連のお店。

※2022.9.1追記
現在は烏日區に移転しています。

多肉植物などを扱う園芸関連のお店「PULP泥研植物所」。

こちらも園芸関連のお店「米子泥研」。

ジュエリーなどを扱っている「磨樣 MODE YANG」。

※2022.9.1追記
現在はMRT南屯駅近くに移転しています。

「摘星計畫區域」以外の様子

先にも触れましたが「光復新村」とはかつて眷村であった場所であり、人気のスポットとなっているのはその一部の「摘星計畫區域」と呼ばれているエリアです。

摘星計畫區域」以外のエリアには手つかずの状態のまま放置されている住居も多くあります。ほとんど廃墟のようになっていますが、これらの建物を見ると眷村という場所の特徴がなんとなく分かるかもしれません。

スポット情報

住所 台中市霧峰區和平路2-3號
FB 光復新村 GuangFu Village
MAP
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