今年(2023年)6月、台湾版ミシュラン・ビブグルマンと呼ばれる「第一屆500碗2023」が発表され、441店が選出されました。そして最多得票を獲得したのが彰化の「阿泉焢肉飯」(第一屆500碗2023では「泉焢肉飯」と表記されていますが一般的に「阿泉焢肉飯」と呼ばれているケースが多いように見えます)。
彰化といえば「肉圓」が有名ですが実は「爌肉飯」も名物なのです。彰化には爌肉飯を提供するお店がたくさんあるのですがその中の1つ「阿泉焢肉飯」が見事No.1に輝いたのです。
阿泉焢肉飯
開店時既に行列が・・・
お店に着いたのはちょうど開店時間の午前7時頃。並んでるだろうな~、との予想通りすでに行列ができていました。さすがに人気ですね。
並ぶ位置に注意。2列になっていて左が「內用(イートイン)」右が「外帶(テイクアウト)」です。
イートインするので左の列に並びます。
列の前方にオーダーシートが置いてあります。イートインなら「內用單」テイクアウトなら「外帶單」を取ります。ペンもあるので順番がくるまでに記入しておきます。
「主食」の欄について。「數量」の右に「全痩」「適中」「肥」とありますが、これはお肉の質が全痩(赤身肉メイン)、適中(赤身肉と脂身)、肥(脂身メイン)ということ。好みのタイプを選びます。
例えば3人で爌肉飯を3杯注文する場合、「數量」には「3(正の字でも可)」と記入して各自が希望するお肉のタイプを内訳として記入します(例:全痩 1、適中 1、肥 1)。
このときは爌肉飯(小)1杯注文だったので「適中」にのみ「1(正の字でも可)」と記入したのですが「數量」にもちゃんと書いた方がよかったと思います。
注文カウンターは2つあります。列は2列ですが注文カウンターはどっちがどっちと決まっているわけではありません。「內用の人」とか「外帶の人」みたいに呼ばれるので(もちろん中国語)自分の順番が来たら呼ばれた方のカウンターに行って注文・清算します。
明細に「桌號(テーブル番号)」が記載されているので指定の席に座ります。
行列ができるほどなのですがテイクアウトが多いので店内は以外に空いてるんですよ。台湾あるあるですね。
テイクアウト用の爌肉飯がバンバン売れていきます。
テーブルにある番号を確認して着席。
箸やスプーンはセルフサービスですよ。
後腿肉に串を刺すスタイル
注文したのは「爌肉飯」の小サイズ、それに「油豆腐」と「香腸」、スープには「蝦・肉丸湯」をいただきました。
爌肉飯・小(55元)、油豆腐(15元)、香腸(20元)、蝦・肉丸湯(25元)
「油豆腐(2個)」と「香腸」。「油豆腐」は厚揚げみたいな感じですねー。味がよく染みてます。「香腸」はもう安定の美味しさ。
エビ入りのつみれのスープ「蝦・肉丸湯」。薄味のスープにつみれが2つ入っています。爌肉の味が濃いのでバランスがよいですね。
そして主役の「爌肉飯」。この半円形の後腿肉に串を刺しているのがいかにも爌肉飯らしい。五花肉(豚バラ肉)を使ったケースもありますが個人的には爌肉飯と言えばこのビジュアルをイメージします。彰化ではこのスタイルが多いような気がしますねー。
爌肉飯は脂身の存在が重要だと思うのですが脂身だけだとさすがにちょっと重いので赤身の部分もあった方が好きですね。とうわけでバランスを考えて「適中」を選びました。
食事を終えて帰るとき、おやおや、あまり並んでないですね。ちょうど7時半ごろでしょうか。そのうちまた混んでくるかもしれませんが、もしかするとこの時間帯はねらい目かもしれませんね。
彰化に来たら名物の爌肉飯のお店でもあり「第一屆500碗2023」の最多得票店でもある「阿泉焢肉飯」は外せないですねー。
店舗情報
住所 | 彰化市成功路216號 |
営業時間 | 7:00~13:30 |
休日 |