台北や台南に比べるとまだまだ人気の及ばない台中。最近ようやく訪れる人も増えてきたでしょうか。台中はとっても魅力的な街で個人的にも大好きなのでもっともっと多くの人に知ってもらいたいものです。さて、台北~台中間は高鐵(新幹線)を利用すれば1時間ほどの所要時間で簡単に移動することができます。しかし敢えて高速バスを利用するというのも有効な移動手段なんですよ。台湾の高速バスは驚くほど運賃が安いので旅行の費用をなるべく抑えたいという人にはおすすめです。というわけで今回は統聯客運(Ubus)を利用して台中から台北へ行ってみました。
目次
台中~台北の高速バス
台中~台北間を運行する高速バスには以下のようなバス会社があります。
國光客運
桃園国際空港から台北市内への移動でお馴染みの國光客運。台中~台北間の路線は1826と1827の2つがあります。
■所要時間
約2時間45分
■運賃
定額290元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は國光客運のHPより引用
■所要時間
約2時間45分
■運賃
定額290元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は國光客運のHPより引用
統聯客運(Ubus)
台湾で最初に誕生した長距離バスの統聯客運(Ubus)。台湾最大手の旅客バス会社の1つです。台中~台北間の路線は1619と1620の2つがあります。
■所要時間
約2時間40分
■運賃
定額290元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は統聯客運のHPより引用
■所要時間
約2時間40分
■運賃
定額290元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は統聯客運のHPより引用
台中客運
旧台中市公車(台中市バス)が民営化された台中客運。台中市最大手のバス会社です。台中客運の台中~台北間の路線9012は台北駅付近ではなく市政府、松山駅方面に到着します。
■所要時間
約3時間15分
■運賃
定額260元(曜日や時間帯によって多少安くなります)
※画像は台中客運のHPより引用
新幹線との比較
台中~台北間の移動において運賃や所要時間などを新幹線と比較してみました。
所要時間は新幹線に比べると倍以上かかります。ただ新幹線の台中駅は台中市中心部からやや離れた場所にあるので台鉄で10分ほど移動(台中駅~新烏日駅)する必要があります。
運賃は曜日や時間帯で変わってきます(平日や深夜時間帯は安くなります)。最も高い料金の場合でも新幹線の半分以下なのでやはりかなり安いと言えます。
移動手段 | 所要時間 | 運賃 |
新幹線 | 約50分~1時間10分 | 指定席:700元 自由席:675元 |
高速バス | 約2時間45分 | 220元 ~290元 |
バス乗り場(統聯客運)
統聯客運(Ubus)の主なバス乗り場には「台中轉運站(台中バスターミナル)」と「朝馬轉運站(朝馬バスターミナル)」の2箇所があります。他に中山站と水湳站がありますが上記2箇所が分かりやすく便利だと思います。
台中轉運站(台中バスターミナル)
「台中轉運站(台中バスターミナル)」は台鉄台中駅のすぐ目の前にあります。國光客運、台中客運、統聯客運が利用しています。
朝馬轉運站(朝馬バスターミナル)
「朝馬轉運站(朝馬バスターミナル)」は新光三越や台中国家歌劇院の近くにあります。建物は違いますが統聯客運の他に國光客運、和欣客運のバス発着場所にもなっています。
チケットの購入方法
バスターミナルで購入
下は台中轉運站(台中バスターミナル)。各バス会社のチケット販売窓口があるので自分の乗りたいバスのチケットを購入しましょう。
各社の高速バスの時刻表、運賃などは下記を参照してください。
- 國光客運(1826):國光客運 KUO-KUANG eBus(時刻票價)
- 國光客運(1827):國光客運 KUO-KUANG eBus(時刻票價)
- 統聯客運(1619):統聯客運(路線查詢)
- 統聯客運(1620):統聯客運(路線查詢)
- 台中客運:台中客運 路線查詢 國道暨公路客運
コンビニで購入
コンビニのマルチメディア情報端末を使ってチケットを購入することもできます。手数料が10元必要ですがバス乗り場にいかなくてもよいし、座席マップを見ながら好きな席を選ぶことができます。
高速バスの乗り方
今回は台中轉運站(台中バスターミナル)から高速バスに乗ります。ここは基本的に國光客運のバスターミナルなんですが統聯客運(Ubus)と台中客運も利用できるようになっているんです。
- 國光客運:1~8番乗り場
- 台中客運:9~10番乗り場
- 統聯客運:11~13番乗り場
ここが統聯客運(Ubus)の乗り場。
建物内には食堂や売店などがあるので出発時間まで食事などしながら過ごすことができます。この時は早朝だったのですでに閉まっていましたがファミリーマートは営業してました。
このとき利用した高速バスは1619線の5時45分発です。
出発の時間になると係員が大きな声で知らせてくれます。ただ中国語のみなので注意深く聞いておきましょう。不安な人は事前に係員に乗る時刻を伝えておいて、知らせてくれるようにお願いしておくとよいと思います。
台北行きの1619線、1620線の乗り場は11番。
スーツケースなど大きな荷物がある場合はトランクルームに入れて乗り込みましょう。
統聯客運(Ubus)で台北へ
統聯客運(Ubus)の高速バスには三排座(3列席)と四排座(4列席)があります。今回乗ったのは三排座(3列席)のバスです。右側に1列席、左側に2列席が並んでいます。
以前乗った和欣客運(台北~台南)の豪華さには敵いませんがまあまあ乗り心地はよいです。
各席には充電用のUSBポートがあります。これは嬉しい。
台北に到着
台北の到着場所は台北駅近くにある「台北轉運站(台北バスターミナル)」です。市民大道を挟んで台北駅の反対側にあります。
こちらが「台北轉運站(台北バスターミナル)」。
台北市内に入ってきました。
台北轉運站(台北バスターミナル)に到着です。
トランクルームに荷物を預けている場合は忘れずに取出しましょう。
所要時間は約2時間35分でした。早朝だったので若干早めに到着したようですね。