民國18年(1929年)創業の「苦茶之家」は100年近い歴史を持つ台北の老舗。主力商品は文字通り「苦茶」と呼ばれる36種類の漢方を使用して作らる飲料です。創業当時はまだ現在のように発展していなかったため、暑さを和らげるために解熱作用のある苦茶を開発したのだそうです。その後スイーツのメニューも取り揃え、今ではそのスイーツを目的に訪れるお客さんも多いようです。
苦茶之家(長安總店)
苦茶の他スイーツ類が豊富
台北市内に3店舗を展開している「苦茶之家」。今回やって来たのは長安西路と重慶北路の交差点にある「長安總店」です。
大きな看板が目を引く外観もかなり目立ってますが近づいて改めて見るとなかなか立派なお店ですね~。
店内も独特の雰囲気がありますね。何と言うか漢方のお店(実際あまり行ったことはないのですが)、といった印象。
ちなみに何でヘルメットを置いてるんだろう? 配達するからですかね?
メニューは各テーブルに写真入りで貼られているので分かりやすい。注文するのも簡単ですね。
当然ながら苦茶を主力商品として創業した「苦茶之家」ですが、さすがにその苦さから敬遠するお客さんも少なくなかったとかで二代目のときにスイーツメニューを充実させたんだそうです。
一番下に苦茶の写真がありますが、色がすごいですね(笑)・・・
4種の食材入りの四季寶
「苦茶のお店に来たんだから苦茶を飲めよ」と言われそうですが今回はスイーツメニューの「四季寶」を注文しました。すいません(笑)。
しかし、スイーツと言っても豆花やかき氷とは違いあまり目にすることがないメニューが揃ってるんですよ。「四季寶」は櫻桃(さくらんぼ)、黑棗(黒なつめ)、蓮子(蓮の実)、白木耳(白キクラゲ)入りのスイーツ。
四季寶(60元)
もっとも存在感があるのが白木耳と蓮子。白木耳はクニャっとした歯ごたえが印象的。味自体はそれほど強くないので甘いスープと一緒に食べて歯応えを楽しむといった感じですね。蓮子はホクホクとした食感で美味しい。個人的に4種の中では1番好きですね。
黑棗はコクのある甘さが特徴的。プルーンを食べてるような感じですねー。
今回は食べませんでしたが他にも冰糖蓮子雪哈膏、桂花蓮子湯、芋頭蓮子湯、百合蓮子紅豆湯などなど優し味のスイーツがいただけるお店です。次回はぜひ苦茶にもチャレンジしてみたいと思います。
店舗情報
住所 | (長安總店)台北市大同區長安西路244號 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
休日 | |
リンク | 苦茶之家 |