グルメの街「台南」には名物料理がたくさんあります。その中でもぜひ食べてみたいのが「サバヒー(虱目魚)」の料理。サバヒー(虱目魚)とはミルクフィッシュとも呼ばれるニシンやイワシの仲間に近い魚(サバではありませんよ)。臭みのない淡泊な味が特徴で脂がのってとっても美味しいんですよ。台湾の南部地域で養殖が盛んなので台南や高雄ではたくさんのサバヒー料理お店を目にします。というわけで今回は台南のサバヒー料理の人気店「永記虱目魚丸」を紹介したいと思います。
永記虱目魚丸
サバヒーのつみれ「魚丸」の人気店
「永記虱目魚丸」は臺南孔廟近くの開山路沿いにあるサバヒー料理のお店。店名からも分かるようにとりわけ魚丸(サバヒーのつみれ)入りのスープが人気で休日ともなると多くのお客さんでごった返す超有名店です。
この日は朝7時ごろに朝食を食べに来たのですが平日にもかかわらずかなりの混みよう。
うわさ通りすごい人気ですね。
ここは台南の小吃店ではちょっと変わったシステムでイートイン、テイクアウト問わず番号札を取ります(空いているときは取らなくてもいいようです)。
こちらがその番号札。
番号が呼ばれたら席に案内されるのかと思っていたのですが、先に番号札を取ったお客さんがそのまま席に着いたので自分もそれに倣って開いてる席に座りました。
で、カウンターに「點餐處」と書かれたところがあるので電光掲示板に番号が表示されたらそこで口頭で注文します。メニューは電光掲示板のとなりに貼り出されていますよ。
朝ごはんにピッタリ、あっさり味の魚丸湯
「永記虱目魚丸」のつみれ入りスープは「魚丸湯」と「綜合」の2種類。このときは「魚丸湯」を注文しました。「魚丸湯」は脆丸、蝦丸、肉丸という3種類のつみれが入ってスープ。「綜合」はそれに加えて魚肚、魚皮、粉蒸、肉餃が入っています。
魚丸湯(70元)、肉燥飯(25元)、滷蛋(15元)
箸や調味料はテーブルに置いてあります。
「魚丸湯」に入っている3種類のつみれ。そら豆みたいな形をしてるのが脆丸、黄色っぽいのが蝦丸、粗めの白っぽいのが肉丸です。個人的には旨味が最も感じられる肉丸が好きですね。スープもあっさりした味で朝ごはんにはピッタリ。
かなりお肉の形がはっきりした「肉燥飯」。北中部で言う魯肉飯ですね。南部ならではの濃いめの味付けが印象的です。
メニューには載っていませんが「滷蛋」もあります。煮汁の味が染みてとっても美味しいですよ。他にも油條、油豆腐、滷腸などが人気。特に油條はスープに入れて食べても美味しいのでおすすめです。
100元ちょっとで朝ごはんにはじゅうぶんの内容です。サバヒーと言うとお粥が有名ですが魚丸もなかなか美味しいのでおすすめですよ。
店舗情報
住所 | 台南市中西區開山路82之1號 |
営業時間 | 6:30~13:00 |
休日 | 日 |
HP |