點水樓で買った最も高いインスタント麺「黃豆豬腳麵」を食べてみる

台湾グルメと言えば小籠包。小籠包と言えば・・・ 鼎泰豐、明月湯包、杭州小籠湯包など有名なお店がたくさんありますが「點水樓」もその中の1つ。今回はその「點水樓」に行ってみたのですが、実はこの記事で紹介するのは小籠包ではなくインスタント麺。なんでも「點水樓」が監修しているというカップ麺でこちらでは「最も高額なインスタント麺」と言われてるのだとか。これはぜひとも食べてみたい、ということで食事のついでに買ってみることにしました。

台北の「點水樓 南京店」へ

来ましたよ~、小籠包でお馴染みの「點水樓」。台湾には「南京店」「復興店」「懷寧店」「大直店」「林口店」「南崁店」の6店舗を展開していますが今回やって来たのはMRT台北小巨蛋駅近くにある「南京店」です。

ちなみに日本にも東京に「點水樓別館(四谷店)」と「點水樓本館(新宿店)」の2店舗があるんですよ。日本の店舗でのみ注文可能な独自メニューがあったりします。

もちろん人気の小籠包を食べる目的で来たのですが、それとは別にもう1つの目的がこちら。「點水樓」が監修しているというカップ麺「黃豆豬腳麵」を買いたかったのです。

カップ麺としてはあり得ない値段

ちょうどお店の入り口に商品を並べて販売していました。「黃豆豬腳麵」以外のカップ麺も置いてあるみたいですね。これらは「小廚師慢食麵 Little Cook」というメーカーが製造しているようなのですが、基本的にどの商品もその値段がビックリするほど高いんですよ。

例えばここに並べてあるものでは「紅燒半筋半肉牛肉麵」が195元、「蕃茄牛肉麵」が180元、「火烔雞麵」が248元、そして今回購入目的だった「黃豆豬腳麵」はこの中で最も高価な288元。1個288元ですよ! 日本円にすると1,000円強なので、ちょっとカップ麺の値段としてはあり得ないですよね~。

なんでもこの「黃豆豬腳麵」は台湾では「最も高額なインスタント麺」と言われているんだとか。まあ、それが理由で興味津々になって買ってみようと思ったわけなんですけどね。

「黃豆豬腳麵」の味は?

さて、「點水樓」で食事が終わって会計を済ませる際に例のカップ麺「黃豆豬腳麵」を1つ買ってみましたよ。商品名の「黃豆」というのは大豆のこと、「豬腳」というのは豚足のことです。つまり大豆と豚足を煮込んだ具が入った麺というわけです。

中身を取り出してみましょう。麺の他に調味料が2種類、具材が1種類入っています。

麺はそのまま入っているのではなくてしっかり包装されています。この辺が一般的なカップ麺との違いなのでしょうか? ちょっと高級感を感じますね。

これがメインの具材。何でも大豆と豚足を15時間じっくりと時間をかけて煮込んでいるんだとか。

ちなみに具材はお肉なのですが、このようにレトルトパウチの状態なので日本に持ち込んでも大丈夫です。ただし帰国時に検疫で申告するのを忘れないようにしましょう。

余談ですが、肉製品の日本への持ち込みは基本的にNGです。今のところ(今後どうなるかは不明)レトルトパウチや缶詰の状態であれば持ち込み可(ただし申告は必要)ですが、単に缶入り(缶詰とは違う)の状態や真空パックの商品だと持ち込むことができないので注意しましょう。

続いて調味料が2種類。「黃豆豬腳 調味粉包」はスープ用に使用します。「小廚師 醤油膏」は具材に含まれている豚足を食べるときのタレ用です。わざわざ具を個別に食べる為にタレを付けてるあたりこだわりが見られますね。

実は作り方は2種類あって、1つは別に鍋を用意して作る方法。もう1つはカップにお湯を注いで作る方法。今回は簡単なカップをそのまま使う方法で作ってみました。

作り方の手順は、先ず麺と調味料の「黃豆豬腳 調味粉包」をカップに入れて沸騰したお湯を注いで5分待ちます。

5分経ったら具材を入れてよくかき混ぜて出来上がりです。見た感じスープが半透明で薄味を予想させますね。具材のお肉ははなかなか美味しそうですが、さて味の方はどうでしょうか?

それではさっそく食べてみましょうかね。288元のカップの味や如何に・・・

麺は予想していたよりちょっと柔らかいかな。台湾の麺料理ってけっこう麺自体が柔らかいことが多いので、麺にコシを求める日本人の感覚からすると「おや?」と思うことがよくあるんですよ。

どうもインスタント麺でもその傾向があるような気がするんですよね。高級路線のカップ麺なのでちょっとモチモチ感を期待したのですが、麺の堅さについてはどうやら値段とはあまり関係が無かったようです。まあ当然台湾の人の嗜好に合わせてるのでしょうから不思議ではないですねー。

それにしてもスープの味が見た目通りでかなり薄いんですよ。うーん、どうなんだろう。日本のラーメンは台湾の人には味が濃すぎるっていうのは知ってるのですが、それにしてもちょっと薄すぎるように気がするんですが・・・ 個人的にはちょっと物足りないかな~、という感じです。

お肉の方はというと、さすがにじっくり煮込んであるだけあって柔らかくて美味しい。付け合わせのタレで食べるといい感じです。大豆が沈んでてよく見えないのですが実際にはけっこうな量が入ってましたよ。

まあ、個人の好みの問題かもしれませんが個人的にはもうちょっと味にメリハリが欲しいなー、という印象でした。もしまた買う機会があったら今度は鍋を使って作る方で食べてみたいですね。

それと「紅燒半筋半肉牛肉麵」「蕃茄牛肉麵」「火烔雞麵」といった他の商品もちょっと気になるので機会があれば買って食べてみたいと思います。

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