台東の夜市では「台東観光夜市」が最も有名で人気があります。市内中心部の繁華街の中でも特に賑やかなエリアにあるので周辺にはホテルが多くアクセスも便利です。「台東観光夜市」は中山路と博愛路に挟まれた正氣路という通りで木曜から土曜の週3日開催されます。昼間は果物屋さんが立ち並ぶ水果街として知られる正氣路は夜になると屋台が立ち並び夜市へと姿を変えます。さまざまな人気屋台が軒を連ねる「台東観光夜市」ですが今回はその中から「台南阿明東山鴨頭」を紹介したいと思います。
台南阿明東山鴨頭
鴨のいろんな部位を売る屋台
「台南阿明東山鴨頭」は台東観光夜市の一番北の端、正氣路と博愛路の交差点付近に屋台を出しています。本店の店舗は台東市のもっと奥の方にあるのですが台東観光夜市の開催日にここで営業しているようです。また同じく台東の四維路で日曜日に開催される「四維夜市」にも出店しているそうです。
すでに味付けされて煮込まれている鴨のいろんな部位をはじめさまざまな食材がトレイに入れて陳列されています。これらの食材から自分の好きなものを選ぶとお店の人が素揚げして食べやすくカットしてくれます。
いきなり鴨の顔、いや頭が~~(笑)だって東山鴨頭っていうくらいですからね。
モツっぽいものにネギを巻いたもの。これはちょっと美味しそう。
どこの部位だかさっぱり分からないものもあります。
鴨の他にも野菜や練り物系の食材もありますよ。
このトレイに自分で好きなものを取ります。
選んだ食材をお店の人に渡すと油でさっと揚げます。
大きなものは小さくカット、串に刺さっているものは串からはずして袋に入れてくれます。その際「要不要辣?」と辛いのがいいかどうか聞かれるので、辛い方がいいなら 「要」、辛くない方がいいなら「不要」と答えましょう。
鴨の頭や舌など未知の味を体験
というわけで購入しました。ホテルに戻って食べてみましょう。
どーーーん、とお皿にあけましたがなんだかすごいビジュアル(笑)。美味しいのだろうか・・・ 買ったものは鴨頭、大腸頭、雞爪、樓梯、鴨舌、甜不辣。内訳は分かりませんが合わせて190元でした。
鴨頭、大腸頭、雞爪、樓梯、鴨舌、甜不辣(合計190元)
さてさっそく頭から行ってみましょう。鴨頭です。上下に真っ二つに切ってありますね。これは上の部分。もちろん骨がある、というか骨だらけなんですが可食部もあるのでかぶりつきながら食べます。うん・・・なかなかうまい。やっぱりこの味付けが美味しいんですよね。甘辛くてお酒好きな人はビールが欲しくなる味だと思います。
見ての通り脚ですね。雞爪です。これは鴨ではなくてたぶん鶏かな。これもこのままかじって周りのプルプルとした柔らかい皮を食べます。
なんだかエイリアンを思わせるような物体ですがこれは鴨舌。名前の通り鴨の舌部分です。これも骨が付いているので骨を避けながら可食部をかじり取って食べます。なかなか珍味ですね。これはもう見た目も含めてまさにお酒のつまみといったかんじですね。
なんだか不思議な形にカットされたこちらは樓梯。あまり聞いたことのない名前ですが台湾人でも知ってる人はそれほど多くないみたいです。南部の人なら知ってるらしく、樓梯とは蘭花干という豆から作られた食材のことで網目状にカットしたさまが梯子ににてるのでそう呼ぶようです。味の方は香ばしい豆干のような感じで美味しいですよ。
こちらは甜不辣。滷味や鹽酥雞の定番ですね。これはもう安定の美味しさなので滷味や鹽酥雞を買うときって甜不辣を選ぶ割合が多いんですよね。
最後は大腸頭という宜蘭の三星蔥を豚モツで巻いたもの。モツのプリプリとした食感にネギのシャキシャキ感がよく合います。これは文句なしに美味しい。
滷味や鹽酥雞もそうですがこういったお店ではたくさんある食材から好きなものを自分で選ぶのが楽しいですよね。台東観光夜市は週3日しか開催されないのですがタイミングよく行くことができたらぜひ食べてみてくださいね。
店舗情報
住所 | 台東市正氣路336-346號 |
営業時間 | 木~土17:30~0:00 |
休日 | 日~水(台東観光夜市の開催日に準ずる) |
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