台湾でのネット環境はどうする!? 自分に合った方法を見つけよう

海外旅行に出かけたときの大きな課題の1つが現地でのネット接続。最もよく知られている方法は大手通信キャリアが提供する「国際ローミングサービス」ではないでしょうか。

あまり深く考えずなんとなく使っている、という人もいるのでは? しかしキャリアによっては利用料金が高いケースもあるので注意が必要。ちょっと滞在期間が長くなると請求額にビックリ、ということも考えられます。

渡航先でのネット接続手段は他にも「プリペイドSIM」「海外用レンタルWiFi」など様々あるので自分にあった方法を見つけましょう。

使っているキャリア(ブランド)は?

国内で契約している通信キャリアが・・・

「ドコモ」の場合
☞ 「ドコモの「パケットパック海外オプション」」へ

「au」「UQモバイル」の場合
☞ 「auの「世界データ定額」」へ

「ahamo」の場合
☞ 「ahamoの国際ローミングサービス」へ

「楽天モバイル」の場合
☞ 「楽天モバイルの国際ローミングサービス」へ

「ソフトバンク」「Y!mobile」「LINEMO」の場合
☞ 「SIMフリー端末を持っているか?」へ

上記以外の場合
☞ 「SIMフリー端末を持っているか?」へ

国際ローミングサービス

ドコモの「パケットパック海外オプション」

ドコモを利用している場合は「パケットパック海外オプション」という国際ローミングサービスが利用できます。

1日(24時間プランの場合)あたりの利用料金は980円ですが「3日間プラン」「5日間プラン」と利用期間が長くなるとさらに割安になります。

また、利用期間が1時間(200円)から選べるのが特徴。帰国日など「あと数時間だけネット接続したい」といった場合など便利です。

使用したデータ通信量は国内で契約している料金プランのデータ容量から消費されます(データ容量無制限のプランであっても上限あり)。

SIMフリーのスマートフォンを持っているのであれば「プリペイドSIM」の利用も検討してみるとよいでしょう。滞在期間など条件によっては割安となります。
☞ 「プリペイドSIMを購入」へ


ドコモが提供するもう一つの国際ローミングサービス「海外パケ・ホーダイ」。こちらは1日あたりの利用料金が最大2,980円と高いのですがデータ容量は無制限。グループ旅行のときなどテザリングでシェアすると1人あたりの支出は安くなるので検討してみるのもよいでしょう。

auの「世界データ定額」

auUQモバイルを利用している場合は「世界データ定額」という国際ローミングサービスが利用できます。

1日あたりの利用料金は980円ですが事前予約することで690円に割引き。また「早割キャンペーン」対象の国・地域だと490円とさらに安くなります。
※台湾は「早割キャンペーン対象」の対象(2021.10.31現在)。

使用したデータ通信量は国内で契約している料金プランのデータ容量から消費されます(データ容量無制限のプランであっても上限あり)。

SIMフリーのスマートフォンを持っているのであれば「プリペイドSIM」の利用も検討してみるとよいでしょう。滞在期間など条件によっては割安となります。
☞ 「プリペイドSIMを購入」へ


auが提供するもう一つの国際ローミングサービス「海外ダブル定額」。こちらは1日あたりの利用料金が最大2,980円と割高なのですがデータ容量無制限で使い放題。グループ旅行のときなどテザリングでシェアすると1人あたりの支出は安くなるので検討してみるのもよいでしょう。

海外ダブル定額」を利用する場合は「世界データ定額」の「拒否オプション」に申し込む必要があるので忘れないようにしましょう。

ahamoの国際ローミングサービス

ahamoを利用しいてる場合は申し込み不要、追加料金も不要で国際ローミングサービスが利用できます。スマートフォンをそのまま渡航先へ持って行って「データローミング」をONにするだけでOK。

使用したデータ通信量は国内で契約している料金プランの月間データ容量である20GBから消費されます。つまり日本で使っているときと同じ感覚で利用することになりますね。

楽天モバイルの国際ローミングサービス

楽天モバイルを利用しいてる場合は追加料金不要で国際ローミングサービスが利用できます。申し込みは不要で「my 楽天モバイル」アプリから「海外ローミング(データ通信)」をONにすればOK。

楽天モバイルの月額料金は月間のデータ利用量によって決定する従量制を採用しています。海外で利用した分もそのデータ利用量に含まれるので国内で利用しているのと同じと考えればよいでしょう。

ただし海外での利用については月間のデータ容量が2GBまでとなっています。超過後は通信速度が最大128kbpsに制限されますが、国内と同様にチャージ(1GBあたり500円(不課税))することが可能です。

滞在期間が長くなると2GBでは足りなくなることも考えられるので、その場合は「プリペイドSIM」の利用も検討してみるとよいでしょう。
☞ 「プリペイドSIMを購入」へ

ソフトバンクの「海外パケットし放題」

ソフトバンクを利用している場合は「海外パケットし放題」という国際ローミングサービスが利用できます。

ただし1日あたりの利用料金は最大2,980円。一般的な使い方をした場合、まず最大の2,980円に達すると思っておいた方がよいでしょう。

グループ旅行など数人でシェアして使うなら検討の余地はあるかと思いますが、1人で利用するならあまりおすすめはしません。

SIMフリー端末を持っているか?

国際ローミングサービス」はキャリアによっては利用料金が高い。例えば「ソフトバンク」「Y!mobile」「LINEMO」を使っている場合は「ソフトバンク」が提供する「海外パケットし放題」という国際ローミングサービスが利用できるのですが、1日あたり最大2,980円の利用料金が発生します。

そういった場合「国際ローミングサービス」はあまりおすすめではなく、他の方法でネット接続を行った方がよいのですが、持っているスマートフォンがSIMフリーかどうかで使える方法が変わってきます。

現在販売されているスマートフォンは基本的にSIMフリー(2021年10月以降はSIMロックをかけて販売することが原則禁止)なのですが、2021年10月以前に購入したスマートフォンを使っている場合、SIMロックがかかっている可能性があります。

SIMフリーのスマートフォンを持っている
☞ 「プリペイドSIMを購入」へ

SIMフリーのスマートフォンを持っていない
☞ 「SIMフリーのスマートフォンを持っていない」へ

プリペイドSIMを購入

SIMフリーのスマートフォンを持っているのであればSIMカードを挿し換えて他社の回線が利用できるので「プリペイドSIM」を購入してネット接続を行うことが可能です。

渡航先の空港で観光客向けの「プリペイドSIM」が販売されています。値段も安いので現地でネット接続するにはおすすめの方法です。

また、渡航前に購入できるプリペイドSIMもあるのでこちらも参考にしてください。

SIMフリースマホを持っていない

スマートフォンをSIMロック解除する
☞ 「SIMロック解除する」へ

海外用レンタルWiFiを利用する
☞ 「海外用レンタルWiFi」へ

ポケットWiFiの導入を検討中
☞ 「海外でも使えるポケットWiFi」へ

SIMロック解除する

スマートフォンにSIMロックがかかっている場合、SIMロック解除すれば「プリペイドSIM」を利用することが可能になります。

☞ 「プリペイドSIMを購入」へ

各キャリアのSIMロック解除の方法については以下を参照してください。ただし、機種によってはSIMロック解除できない場合もあります。

各キャリアのSIMロック解除について

ちなみに海外旅行を機にスマートフォンをSIMロック解除して別の格安SIMに乗り換えたい、と考えている人もいるかもしれませんね。

当然ですがスマートフォンは国内での利用がメインなので、その前提でどの格安SIMに乗り換えるのか検討するかと思いますが、海外旅行によく出かけるというのであれば海外での利用も検討材料の1つに加えてみるのもよいのではないでしょうか。

海外用レンタルWiFi

「スマートフォンのSIMロックが解除できない」或いは「プリペイドSIMを使いこなす自信が無い」というのであれば「海外用レンタルWiFi」をおすすめします。

サービスによって利用料金やサポートに違いがあるので、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。

海外でも使えるポケットwifi

ポケットWiFi」はあくまで国内での利用がメインなので参考程度にしてください。たまたま「自宅でのネット利用にポケットWiFiの導入を検討していた」というのであれば「海外でも利用可能」という観点も検討材料の1つにしてみるとよいのではないでしょうか。

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