台中発祥の「台中犁記餅店」は1894年創業の伝統菓子店の老舗。そして1974年に台北に店舗をオープンしました(商品内容が違うのでのれん分けという形だと思います、店名も「台北犁記」)。140年の歴史を持つ老舗ということで知名度もあり、お土産としてパイナップルケーキを買い求める人にとっては定番のお店ですね。というわけで今回は「台北犁記」のパイナップルケーキを購入してみましたので紹介したいと思います。
台北犁記
創業140年以上の伝統菓子の老舗
台北犁記のホームページを開くと最初に「(略)さて、当店は台北犁記が台湾で唯一の店舗であり、台北市中山區長安東路二段67號にございます。」と書かれたメッセージが表示されます。
つまり台湾では「台北犁記」はここ台北にある1店舗のみ。のれん分けのもとである「台中犁記餅店」と混同されないようにしてるんですかね?
それはともかくとしてさっそくお店に行ってみましょう。台北犁記はMRT松江南京駅から歩いて6、7分ほどの長安東路沿いにあります。
台中犁記餅店の創業が1894年ということなので140年以上の歴史を持つ伝統菓子の老舗です。ここ台北犁記は1974年に営業を開始しました。
店内はまるで高級ホテルのロビーのような雰囲気。
うさぎが出迎えてくれます。
パイナップルケーキをはじめいろんな伝統菓子が販売されています。
パイナップルケーキと一口に言っても鳳梨蛋黃酥、鳳梨松子酥などさまざまな種類があります。
パイナップルケーキ以外にもいろんなお菓子がありますよ。
台北犁記のパイナップルケーキは詰め合わせで大きく分けて以下の3種類があるので参考にするとよいですね。今回は鳳梨酥と金玉滿堂を購入してみました。
■鳳梨酥
鳳梨酥のみ
■金玉滿堂
金旺來土鳳梨酥(第二代鳳梨酥)を含む4種の詰め合わせ
■富貴滿堂
鳳梨松子酥(第三代鳳梨酥)を含む2種の詰め合わせ
鳳梨酥
こちらは鳳梨酥の12個入り。
鳳梨酥(300元)
クッキー生地はサクサクとした歯ざわり。餡の食感に特徴があってちょっと固めなんですよね。甘さはやや控えめな印象です。
金玉滿堂(第二代鳳梨酥含む4種)
第二代鳳梨酥と呼ばれる金旺來土鳳梨酥を含む4種類のパイナップルケーキの詰め合わせです。名前がちょっとツッコミどころありですが(笑)。
金玉滿堂・10個入り(350元)
■金旺來土鳳梨酥(第二代鳳梨酥)
鳳梨酥の改良版、とでも言ったらいいのでしょうか。鳳梨酥と比べると大きさからまず違います。
※左:金旺來土鳳梨酥、右:鳳梨酥
食べるとまず鳳梨酥に比べてクッキー生地がふんわりしているのが分かります。しっとりしてクッキー自体も美味しい。餡は冬瓜など混ぜ物なしのタイプ。パイナップルの果肉感があって酸味もやや感じます。味がしっかりしてるので先ほどの鳳梨酥よりも格段に美味しいですね。
■鳳梨蔓越莓酥
クランベリーを使ったパイナップルケーキ。
大きなクランべりーの果肉がゴロっと入っています。果肉の存在感があるのでクランべりーの味がダイレクトに伝わってきますね。
■橙心鳳梨酥
こちらはオレンジを使ったパイナップルケーキ。
よく見るとオレンジピールが入っているのが分かります。食べるとオレンジの爽やかな風味が口の中に広がります。これは美味しい。やっぱり柑橘系のフルーツはパイナップルケーキによく合います。
■金綴鳳梨酥
卵黄入りのパイナップルケーキ。
真ん中に見える黄色い部分が卵黄です。餡は冬瓜入りなので甘くて滑らか。そこに塩気のある卵黄が合わさってより一層まろやかな味になっています。これはもう安定の美味しさです。
店舗情報
住所 | 台北市中山區長安東路二段67號 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
休日 | |
HP | 台北犁記 Taipei Leechi |