2月2日から始まっていた桃園メトロ空港線の団体客を対象とした試乗が昨日2月15日で終了し、いよいよ一般向けの自由試乗が本日2月16日から開始されました。これまでも度々、桃園メトロ空港線についてこのブログでも取り上げてきましたが、ようやくここまで来たかという印象ですね。長かった(笑)。さて、一般向けの自由試乗期間は料金が無料であるといった優遇措置がある一方、時間帯や人数制限などの条件があるようなのでちょっとその内容をまとめてみましたのでよければ参考にしてください。
※アイキャッチ画像及びページトップ画像は桃園捷運公司HPより引用
目次
試乗期間について
試乗期間についての詳細は桃園メトロのHPにて下記のように発表されています。
※画像は桃園捷運公司HPより引用
上記をもとに過去の発表なども合わせて試乗期間についてまとめてみました。
【試乗期間】
2月16日~3月1日まで毎日午前8時~午後4時の間乗車可能。
【試乗方法】
試乗期間中は人数制限が設けられ毎日2万枚の番号札を配布。番号札は各駅で毎日午前7時40分、午前9時40分、午前11時40分、午後1時40分の4つの時間帯に配布。尚、番号札は当日の乗車のみ有効。
参照:台北駅の番号札配布場所について
【列車の種類】
普通車、直達車いずれも乗車可能。台北駅-空港間の所要時間は普通車が約45分、直達車が約35分。
・普通車の停車駅 - A1:台北車站、A2:三重站、A3:新北產業園區站、A4:新莊副都心站、A5:泰山站、A6:泰山貴和站(明志科大)、A7:體育大學站、A8:長庚醫院站、A9:林口站、A10:山鼻站、A11:坑口站、A12:機場第一航廈站、A13:機場第二航廈站、A14:機場第三航廈站、A5:機場旅館站、(以下省略)
・直達車の停車駅 - A1:台北車站、A3:新北產業園區站、A8:長庚醫院站、A12:機場第一航廈站、A13:機場第二航廈站、A14:機場第三航廈站
【料金】
試乗期間中は無料。(3/2の正式運営以後1カ月は半額)
【台北駅でのチェックイン】
2月16日より台北駅でのチェックインが可能。但し対象の航空会社はチャイナエアライン(中華航空)、エバー航空(長栄航空)、マンダリン航空(華信航空)、ユニー航空(立栄航空)の4社。
また受託手荷物の空港への送り届けを実施。運送には約3時間を要する為、試験営業期間は11時以降のフライトのみサービスを受付(試験試乗期間は8時業務開始の為)。
※加値服務と書いてあるのでこれは料金が発生するのではないでしょうか。
台北駅(A1:台北車站)について
桃園メトロの台北駅の位置についてはこれまで桃園メトロのHPや報道などで紹介があったので割と分かりやすいですね。それらの報道をもとにこのブログでも紹介しました。
現在、桃園メトロのHPに試乗期間中の番号札の配布場所と共に台北駅の詳しい位置が紹介されているのでこちらが分かりやすいと思います。
参照:【新聞稿】機捷2/16自由試乘 每天約發2萬號碼牌 A1台北站每時段約1200張
※画像は桃園捷運公司HPより引用
桃園空港駅(A12:機場第一航廈站、A13:機場第二航廈站)について
台北駅についてはよく報道されているんですが、桃園空港の駅の位置がいまいちよく分からないんですよね。桃園空港のHPを見てもいまだにはっきり記載してないのはなんとかならんのか。もうどれだけ時間が経ってると・・・、とちょっと呆れています(笑)。
第1ターミナル(A12:機場第一航廈站)
桃園メトロのHPには出口は2箇所あり、1つは駐車場(機場第一航廈1號停車場)に、もう1つの出口はフードコート(機場第一航廈B1美食街)と書かれています。
参照:車站簡介 A12 機場第一航廈站
おそらく地下1階のフードコードの辺りが駅に繋がっているのではないかと思います。バス乗り場の反対側の方ですね。空港から乗る場合は入国後、ロビーに出たらぐるっと裏側に回ってフードコートに降りるようなイメージでしょうか・・・
※画像は桃園捷運公司HPより引用
第2ターミナル(A13:機場第二航廈站)
桃園メトロのHPを見ると第2ターミナルの方も出口が2箇所ありますが1つはまだ未使用とされていますね。
参照:車站簡介 A12 機場第一航廈站
こちらも出口についてフードコート(機場第二航廈B1美食街東南面)と書かれていますが使用中の方がフードコートに通じているんでしょうか? そうするとフードコートは地下2階なので駅のホームは地下3階ということになりますよね・・・ うーん、ちょっとよく分かりません。行ってみないとなんとも言えませんね。しかしこの程度の情報はもっと分かりやすく発表してほしいものです(笑)。
※画像は桃園捷運公司HPより引用
まとめ
本日、一般向けの試験乗車当日、無料乗車の番号札を求めて台北駅には朝から長蛇の列が出来てたそうです。これホントにみんな空港に行くのかな(笑)? できれば本当の旅行者に利用させてほしいですよね。
参考:【機捷出糗】人龍長火氣大、行李自動托運也出包(上報UP Media)
まあ、何にしてもやっとここまで来たかという印象ですね。観光客数もかなり多い方であろう台湾ほどの空港でこれまで市内とのアクセスにおいて公共交通機関がバスしかなかった(新幹線:高鐡もありますがちょっとめんどくさいですね)のはちょっと意外なんですよね。
MRTの構想自体は随分前からあったし、実際に工事に着手したのは2006年ごろということなのでバス以外にも必要という認識はあったのだろうと思われるのですが・・・ ちょっと時間かかり過ぎ(笑)。結果的にバスのみという状態が長く続いてしまいました。
今後はバスとMRTに利用者が振り分けられて混雑も解消されるのではないでしょうか。と言いたいところなのですが、つい先日大きなバスの事故がありましたね。
参考:整理包/賞櫻團車禍33死11傷 一次了解事故始末(聯合新聞網)
台北市内の高速道路で観光バスが横転し、34名が亡くなるという大きな事故が発生しました。
これまで何度も台湾の空港バスを利用したことがありますし台湾各地の路線バスも何度が乗ったことがありますが個人的にはそれほど危険な状況に遭遇したことはありません。しかしこのようなニュースを見るとやはりバスを選ぶことに躊躇してしまいますよね。バスに限らずタクシーや一般の車、バイクなども運転が荒いと言われていることを再認識させられるニュースでした。
まあ、今回の事件で改めてバスの安全性の向上について議論されているようですし、必ずしもバスが危険だというわけではないので今後はバスとMRTのどちらを利用するか、時間や料金のことなども含めて総合的によく考えて判断すればよいかと思います。個人的にはMRTを使うかな・・・