アプリを通じた配車サービスを展開するUberはフードデリバリーサービス、UberEATSを11月15日より台北の一部の地域で開始することを発表しました。UberEATSは既に、トロント、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、シンガポール、メルボルン、ロンドン、シドニー、ドバイなど世界52都市で提供されており、東京でも一部エリアで今年9月29日からサービスが開始されています。台北は53都市目となるわけですね。
※アイキャッチ画像及びページトップ画像はUberEATSより引用
UberEATSとは
UberEATSとはユーザーがスマートフォンの専用アプリを使用して、届け先を指定し、登録された飲食店が提供する料理の中から食べたいものを注文することで、提携する配達員ドライバー(バイクや自転車も含む)が料理を届けてくれるというサービス。決済はアプリで完了し、配達状況や到着予定時刻なども確認することができます。
※画像はUberEATSより引用
台北の一部地域でサービス開始
先ずは台北でサービスを開始。現在は台北市全域をカバーしているわけではないようで、內湖區などは今のところ配達対象エリアからは外れているようです。ただ、內湖區にある飲食店が契約を進めているという話を聞いたので提携する飲食店については別なのかもしれません。
※画像はUberより引用
料理を提供するお店については鼎王麻辣鍋、SOMA特調飲料といった人気店をはじめ、日本食の陸角 Omurice、福海鮮屋、スイーツのVoodoo Doughnut、芒果恰恰 MangoChaCha、更に咖啡弄敦化店 Coffee Alley、Coffee Smithなどのカフェまで100以上の飲食店が名を連ねています。
※画像はUberより引用
交通部は違法を明言
中華民国交通部は、このUberEATSは違法であるとの認識です。既に台湾において行われている配車サービスのUberも営業許可を持たず(Uberは情報通信業の認可のみで進出している)に配車業務を行っているとしてこれまで何度も罰則が課されており依然違法状態にあります。UberEATSについても当然違法となるわけで、もし適用された場合5万元から15万元の罰則が課される可能性があります。ただ、UberEATSについては今後、運輸業の登記なしに貨物の運送を行っているとの認識で管理していく方針を示しており、配車サービスUberに比べ、デリバリーサービスのUberEATSについては安全面の懸念は小さいとの考えも持っているようです。Uberとしてはサービスの拡大を急ぎ、浸透させることにより規制の緩和を促すことが狙いなのではないでしょうか。いずれにしても今後、厳しく取り締まりを受けていくのか、或いは交通部が歩み寄りを見せるのか注目したいと思います。
UberEATSのアプリ
Uber Eats(ウーバーイーツ ) 出前/デリバリー注文
Uber Technologies, Inc.無料posted withアプリーチ