これまで何度も台湾に来ていますが今回初めて完全無人のホテルに泊まってみました。といっても予約したときには気付かなかったのです。そうと知ったのは宿泊する数日前にホテルから送られてきたメールを見たとき。チェックイン前に支払いを済ませるとホテルに入館するとき、自分の部屋に入室するときのパスワードがメールで送られてくるといったシステムとのこと。で、このときの宿泊料金を支払いについてなのですが台湾のセブンイレブンの「ibon 代碼繳費」を使ってみたので紹介したいと思います。
代碼繳費とは?
「代碼繳費」というのは買い物、ホテル予約、チケット予約などあらゆる売買における支払いを第三者を通して行う仕組みです。第三者というのは例えば今回紹介するコンビニエンスストアもその1つで、各店に設置されたマルチメディア情報端末を使って支払いを行うことができます。
※画像はibon 便利生活站 HPより引用
ホテルの宿泊料金の支払いをセブンイレブンで実施
ホテルからの支払い請求メール
嘉義を訪れたときに予約していたホテルから宿泊前にメールが届きました。単なる確認メールかな? と思って読んでみるとちょっと違うみたい。
予約していたのは嘉義のWin Inn Chiayi Hotel(遠悅飯店嘉義站前館)というホテルで、どうやら完全無人ホテルのようです(予約したときによく確認してませんでした)。「わりと部屋も広くてきれいなのに妙に安いなー」と思ってたらそういうことだったんですね。
というわけで支払いを先に済ませると、その後で入館・入室するときのパスワードがメールで送られてくるというシステムのようです。
メールの本文には記載されているリンクから支払いを行うように指示があります。
リンクをタップすると下記のような画面に。「Pay」をタップしてみます。
支払い方法がいつくか用意されているようです。このときまだ日本にいるなら「Oversea credit card」といった選択肢しかないかと思いますが、実はすでに台湾に入国して別の都市にいたので「Convenience store code」で支払いをすることにしました。
「Convenience store code」を選択するとセブンイレブンとファミリーマートが表示されました。この2つのコンビニから支払いができるようです。今回はセブンイレブンで支払うことにします。
名前と電話番号を入力、チェックボックスにチェックを入れて「Confirm to send out」をタップします。
※台湾のSimカードを使っているので台湾の携帯電話番号を入力しました。国番号が選択できるので日本の電話番号でも可能かもしれません。
支払いの際に必要なQRコードと「繳費代碼」というコードが表示されます。後で使用するときの為にこの画面のスクリーンショットを撮っておきましょう。
ibonを使って支払いを行う手順
台湾のセブンイレブンならどこでも支払い可能。このときは台北のセブンイレブンに行きました。
こちらがセブンイレブンのマルチメディア情報端末「ibon」。
画面に触れると表示が変わります。
画面左上にある「代碼輸入」をタップします。
コードを手入力するかQRコードを使用するか選ぶことができます。このときは手入力を選びました。「自行輸入代碼」をタップします。
ホテルから送られてきたメールから取得した「繳費代碼」を入力して「下一步」をタップします。
※ちなみにORコードを使用する場合は右の「掃描」と書かれたボタンをタップして画面下にQRコードを翳します。
「下一步」をタップします。
金額に間違いなければチェックボックスにチェックを入れて「下一步」をタップします。
「確認」をタップします。
「印刷中、少々お待ちください」という旨に表示。
画面下から明細が印刷されます。
この明細を持ってレジに行きます。
後は請求された金額を支払えばOKです。
まとめ
あまり使う機会は無いかもしれませんが覚えておくといざという時に便利かと思います。また今回のように無人のホテルが使っているという例があるようなので、これができれば宿泊料の安いホテルの選択肢が増えるかもしれませんね。