今年の4月に台湾で運営を開始した自転車シェアリングサービスのoBike。花蓮、台東など台湾東部でスタートし、以降、台北、新北、新竹、台南、高雄、宜蘭など台湾全土へあっという間に拡大していきました。台湾には既にYouBikeという自転車のレンタルサービスが普及していて、観光客にとってもたいへん便利な交通手段となっています。ただ台湾で有効な電話番号を持っていない場合、毎回クレジットカードでレンタルする為の操作が必要なのが少々もどかしいところ。それに比べoBikeは日本の電話番号でも登録することができ、後はアプリを使ってレンタルするだけでとっても簡単。というわけでアプリの登録方法から自転車のレンタル方法までoBikeの利用方法を紹介したいと思います。
※oBikeは既にサービスを終了しています。
目次
oBikeとは?
oBikeはシンガポール発の自転車シェアリングサービス。台湾で先行しているYouBikeと違ってoBikeは固定の貸出しステーションが無く、どこでも乗り捨て可能というのが特徴。専用アプリを使って自転車を探してロック解除(貸出)〜ロック(返却)を行うことができます。
参考:oBike
台湾では今年の4月にサービスを開始。以降、花蓮、台東、台北、新北、新竹、台南、高雄、宜蘭など台湾全土へ急速に拡大していきました。
oBikeの利用料金
oBikeの利用料金は15分あたり2元です。YouBikeは30分あたり10元(最初の4時間)なのでずいぶん安いことが分かります。
但しoBikeには信用ポイントというのがあって駐輪違反をしたり自転車を破損したりすると、このポイントが減ってしまいます。ポイントが下がると時間あたりの利用料金が増える可能性があるようです。逆に正しく利用すればポイントはアップします。
oBikeの利用方法
アプリをインストール
まずはoBikeの公式アプリをインストールしましょう。
※oBikeは既にサービスを終了しています。
アカウント登録
【手順1】
oBikeのアイコンをタップします。
【手順2】
画面を左へスライドすると利用説明が数ページ表示されます。
【手順3】
「立即進入」をタップます。
【手順4】
「oBike 使用介紹」をタップます。
【手順5】
「註冊」をタップます。
※Facebookのアカウントでログインすることも可能です。
【手順6】
電話番号を入力、年齢確認のチェックボックスにチェックを入れ「下一步」をタップします。
※日本の携帯電話番号でもOKです。
【手順7】
「確定」をタップします。
【手順8】
手順7で入力した電話番号宛てに4桁の暗証番号が記載されたショートメッセージが送られてくるのでその番号を入力します。
【手順9】
任意のパスワード(ログインするときに使用します)を入力して「確定」をタップします。
これでアカウントの登録は完了です。
支払方法の設定
続いて支払方法の設定を行います。
【手順1】
画面左上の三本線のメニューををタップします。
【手順2】
「我的錢包」をタップします。
【手順3】
「我的支付法式」をタップします。
【手順4】
「悠遊卡/簽帳融卡」をタップします。
【手順5】
クレジットカード情報を入力して「新增支付法式」をタップします。
【手順6】
支払い用のクレジットカードが登録されました。
デポジット
※現在デポジットは不要となっているようです。
支払方法の設定を終えたらデポジットを行います。
【手順1】
我的錢包のページに移動して「我的押金」をタップます。
【手順2】
デポジットは49ドルです。「立即支付」をタップます。
【手順3】
デポジットが完了しました。
※デポジットはoBikeのアプリからいつでも返金を申請することができます。
oBikeをレンタルする
レンタルするときはスマートフォンのBluetooth設定をONにしておきましょう。
※(iPhoneの場合)設定>Bluetooth
【手順1】
アプリを起動してマップ上から近くの自転車を探します。
【手順2】
レンタルしたい自転車を見つけたら予約して一定時間確保することが可能です。予約する場合は自転車のピンをタップして「預約」をタップします。
【手順3】
自転車を確保しました。確保できる時間は10分なので、その間に自転車の場所までたどり着く必要があります。
時間の下に自転車を特定する番号が表示されています。
【手順4】
自転車の場所へ移動しました。
予約した自転車の番号と一致するか確認しましょう。
【手順5】
番号が間違いなければ「掃碼解鎖」をタップします。
下記のメッセージが表示されたら「OK」をタップします。
【手順6】
アプリで自転車のQRコードを読み取ります。QRコードはハンドル部分と後輪の部分についています。
読み取るのはどちらのQRコードでも構いません。
【手順7】
QRコードを読み取ると後輪のロックが解除されます。
これで準備完了。後は乗るだけです。
oBikeを返却する
返却するときはロックすればOK。アプリの操作は必要ありません。
YouBikeのように貸出しステーションはないのでどこでも返却OKです。といっても当然私有地などは不可。馴れないと停めていいのかどうが見分けるのが難しいと思いますが、下の写真のように公共の駐輪スペースであればまず問題ありません。また比較的広い歩道なら邪魔にならないように停めれば大丈夫だと思います。車道にあるバイク用の駐車スペースは一時期大量のoBikeが占拠して問題になっていたので避けた方がよいと思います。
使用が終わるとoBikeへの評価を聞かれるのでご自由に。
このときの使用時間は7分なので2元(表示はUSドルで0.07ドルでなっています)ですね。
まとめ
やはりどうしてもYouBikeと比べてしまうのですが、以下利用してみて感じたメリットとデメリットです。
【メリット】
・YouBikeに比べて利用料金が安い。
・レンタル場所、返却場所を選ばない。
・台湾の電話番号を持っていなくても利用できる。
【デメリット】
・一時停車(ロックをかけて)して継続利用できない。
・YouBikeにくらべると自転車の質が劣る(それほど気になりませんが)。
・馴れないと返却場所に悩む。
といったところでしょうか。個人的に一番ネックなのはロックをすると返却となってしまうところですね。例えば、oBikeを利用してどこか食事へ行った場合、お店に到着したら自転車をロックしないわけにはいきません。すると返却になってしまうので食事している間に誰かがその自転車を使ってしまう、ということもあり得るわけです。
とはいえYouBike、oBikeと選択肢が増えてますます便利になったことには変わりありませんね。特にまだYouBikeが普及していない地域ではoBikeはありがたい存在だと思います。